[メイン] 美樹さやか : ────ピアノソナタ第14番。
[メイン] 美樹さやか : 作者はベートーヴェン。
[メイン] 美樹さやか : またの名を『月光ソナタ』と呼ぶ人がいる。
[メイン] 美樹さやか : 繊細な演奏で紡がれていくその音楽は、あたしの部屋中を満たしていく。
[メイン]
美樹さやか :
奏でている演奏者は、今時珍しいと思う人もいるかもしれない。
CD、それにCDプレイヤー。
[メイン] 美樹さやか : 薄暗い、月の光しか指さないこの部屋で。
[メイン] 美樹さやか : まばゆく光る宝石を手に持ちながら、「ある事」について、あたしは思いをはせていた。
[メイン] 美樹さやか :
[メイン] 美樹さやか :
[メイン] : 『僕と契約して、魔法少女になってよ』
[メイン] 美樹さやか :
[メイン] 美樹さやか :
[メイン]
美樹さやか :
魔法少女、それは願いという光を代償に。
闇に包まれる魔女という化け物と戦う存在。
[メイン] 美樹さやか : あたしは幼馴染のある男のために、その願いを使った。
[メイン] 美樹さやか : …聞いてる曲も、その説明も、その全部が幼馴染の受け入りだ。
[メイン] 美樹さやか : それくらい、あたしにとってはあいつは…………
[メイン] 美樹さやか : …………。
[メイン] 美樹さやか : でも、闇の魔の手は。
[メイン] 美樹さやか : 魔法少女になった時点で、あたしの身にまとわりついていたんだ。
[メイン] 美樹さやか : その、魔法少女の末路。
[メイン] 美樹さやか : ………ま。
[メイン] 美樹さやか : 死ぬよかひどい目に合うとでも思ってくれていいよ。
[メイン]
美樹さやか :
じゃ、その運命に翻弄されるだけか?
あたしたちは、一生このままなのか?
[メイン] 美樹さやか : 絶望しかないと思っていた未来に、希望が差し込んだ。
[メイン] 美樹さやか :
[メイン] 美樹さやか :
[メイン] 美樹さやか : 「最後の1人になるまで勝ち残った者に、あらゆる願いを叶えることができる力が与えられる」
[メイン] 美樹さやか : まるで魔法少女に誘われた時みたいな宣伝文句に、あたしは誘われた。
[メイン] 美樹さやか : ………勝ち抜くことが出来れば、それは。
[メイン] 美樹さやか : 運命に抗える。
[メイン] 美樹さやか : ────泡になって消えてしまうような、悲劇で終わらせることがない。
[メイン] 美樹さやか : だから、さ。
[メイン] 美樹さやか :
[メイン] 美樹さやか :
[メイン] 美樹さやか : 薄暗い部屋で眩く光るその宝石が、一層光った。
[メイン] 美樹さやか : その光は体を包み込み、楽譜を記すように形を変えていく。
[メイン] 美樹さやか : 「…おっし、行こうか!」
[メイン] 美樹さやか : 向かうは────
[メイン] 美樹さやか : ────希望の先。
[メイン] 美樹さやか :
[メイン] 美樹さやか :
[メイン] 美樹さやか :
[メイン]
美樹さやか :
月明りは消え。
[メイン] 美樹さやか : 「夜」のCDは聞き終えたから、次のトラックを入れ替えている所だ。
[メイン] 美樹さやか : 光が薄暗い路地へと差し込み、それでもまだ照らしつくしてはない。
[メイン] 美樹さやか : かつん、かつん。
[メイン] 美樹さやか : ”わざと”靴音を鳴らしながら。
[メイン] 美樹さやか : 「こんな時間まで起きてるなんて、悪い子供だねえ」
[メイン] 美樹さやか : ふわり、とマントをたなびかせ。
[メイン] 皐月夜見 : 迅移。
[メイン]
皐月夜見 :
さやかの言葉を無視するように。
白い髪の、虚ろな眼の少女は、刀を構え。
[メイン] 皐月夜見 : さやかへ一気に距離を詰める。
[メイン] 美樹さやか : 「こんな日に……ッ!?ちょっ…!」
[メイン]
美樹さやか :
それに対応するように、地面に魔法陣が描かれ。
そこから現れ出る、剣。
[メイン]
皐月夜見 :
常人とは懸け離れた移動速度。
瞬きの間に、さやかの目と鼻の先に、その少女の殺意は現れ。
[メイン] 皐月夜見 : 「……………!」
[メイン] 美樹さやか : 「結構な挨拶で?」
[メイン] 皐月夜見 : 奇襲により、刀を振るうも─────。
[メイン] 皐月夜見 : これは………。
[メイン] 美樹さやか : にやりと、強がりの笑い。そして。
[メイン] 美樹さやか : 生み出た剣で、その刀へと刃を合わせる。
[メイン] 皐月夜見 : ……西洋の術陣……?
[メイン] 皐月夜見 : ガキィイイインッ!!
[メイン] 皐月夜見 : 鉄同士が重なり合う、金切り音がビル街へ響く。
[メイン]
皐月夜見 :
さやかの足元の、得体のしれない術式に目をやりながらも。
その視線は、さやかの方へ。
[メイン] 美樹さやか : 反響し合うその音を耳にしながら。
[メイン] 皐月夜見 : 「…………お見事です」
[メイン] 美樹さやか : 「……名前はいらない、って感じかなっ……?」
[メイン]
皐月夜見 :
刀に力を入れ、さやかとの鍔迫り合いを拒絶。
弾き飛ばし、一定距離を保つ。
[メイン] 美樹さやか : ぎぎ、と剣を押し合っていると。
[メイン] 皐月夜見 : 「……………これより斬り捨てる方の御名前を聞く必要がありますか?」
[メイン] 皐月夜見 : 夜見の顔に、影が差し込まれる。
[メイン] 皐月夜見 : その瞳が、橙色に、爛々と輝く。
[メイン] 美樹さやか : 剣が離れ、体制を取り直す。
[メイン] 皐月夜見 : 殺意一色。
[メイン] 美樹さやか : その殺意。
[メイン] 美樹さやか : その殺意にあおられるように、ふわりと、マントが風でなびき。
[メイン] 皐月夜見 : さやかと同年代でありながらも、その少女は。
[メイン] 美樹さやか : 「……自信満々じゃない、結構ね!」
[メイン]
皐月夜見 :
"殺害"に、何のためらいも持たない。
ただ息を吸う人形のような、少女だった。
[メイン] 皐月夜見 : 「……そちらこそ」
[メイン] 美樹さやか : ……なんともまあ、同じに見えるっていうのに。
[メイン] 皐月夜見 : 改めて、さやかの出で立ちを一目。
[メイン] 美樹さやか : ”殺す気”満々、ってとこじゃない。
[メイン]
皐月夜見 :
………獲物は、西洋の剣……。
ですが……顔立ちからして、アジアの方で間違いないでしょう。
[メイン]
皐月夜見 :
西洋剣を利用した流派……
……はて、そのようなものがあったか。
[メイン]
美樹さやか :
……でもね、何があったかはわからないけど。
その殺意に臆するくらい……じゃ……まだ、あたしは…!
[メイン] 美樹さやか : 剣を持ち直し、夜見へと睨みなおす。
[メイン]
皐月夜見 :
……いえ、それよりも……。
異質な衣装。戦闘に際して、そのマントは邪魔なのでは?
………それとも……目晦ましに用いる道具……?
[メイン] 皐月夜見 : 「……なるほど」
[メイン] 皐月夜見 : さやかの、こちらを睨む瞳を見て、把握。
[メイン]
皐月夜見 :
先程の剣技の"腕前"は素人同然。私と何ら大差ない、いえ……もしくは、それ以下もあり得る……?
……まるで、一般人のような………。
[メイン]
美樹さやか :
「…なーに、興味でもあるかしら?」
はためく、マントを手に取りながら。
[メイン] 皐月夜見 : ですが、"力"はあった。
[メイン] 皐月夜見 : 「………興味ありません、私はただ斬るのみです」
[メイン] 皐月夜見 : そうして、また迅移。
[メイン] 皐月夜見 : さやかの力量を再び確かめるように。
[メイン] 皐月夜見 : 白いエネルギー体に、夜見が包まれ。
[メイン]
皐月夜見 :
一瞬という言葉が、文字通りそこに現れているように。
さやかの間合いへ急接近。
[メイン]
美樹さやか :
……今まで戦ってきた魔女は力押し。
対人戦は、経験も少ないし、なにより……この人。
巧い…!
[メイン] 皐月夜見 : 鍔迫り合いを拒絶するように、刀を振るう。
[メイン] 美樹さやか : 「………」
[メイン] 美樹さやか : マントで、その体を隠す。
[メイン] 美樹さやか : その夜見が放った刀はマントを捕らえ。
[メイン] 皐月夜見 : 「…………!」
[メイン] 美樹さやか : そして。
[メイン] 美樹さやか : ”手ごたえはなかった”
[メイン] 皐月夜見 : ……なるほど、このような使い方が……!
[メイン] 美樹さやか : 「気になっていたみたい、だからねッ…!」
[メイン] 美樹さやか : そして、いつの間にか背に回り込み。
[メイン] 美樹さやか : 剣を、夜見へと振るわんとす。
[メイン] 皐月夜見 : 刀使は、一般的な剣士とは異なる存在。
[メイン]
皐月夜見 :
その身を、隔世へ繋がりを持たせることにより。
現世との流れを遮断。
[メイン] 皐月夜見 : それにより、より素早く、人智を越した俊敏を可能とする。
[メイン]
美樹さやか :
…先輩の戦い方を見てて、学んだ。
力押しだけじゃ、もっと強い人に……負ける…!
[メイン] 皐月夜見 : 例え、魔法少女が相手であっても─────。
[メイン] 美樹さやか : だから、小手先でも学んで、相手を倒してみせる。
[メイン] 皐月夜見 : ─────不足は、一切無い。
[メイン] 美樹さやか : ……ただ。
[メイン] 皐月夜見 : 瞬く間に踵を翻し、さやかの一閃を刀で弾き。
[メイン] 美樹さやか : 「なッ……!?」
[メイン] 皐月夜見 : 突きの構え。
[メイン] 皐月夜見 : そのまま
[メイン] 皐月夜見 : シュンッ。
[メイン] 皐月夜見 : さやかの首元目掛け─────。
[メイン] 美樹さやか : その小細工は、”刀術”にはかなわなかった。
[メイン] 美樹さやか : 「………ッ、そ!」
[メイン] 美樹さやか : その突かれた一瞬、少しだけ首を横にずらし。
[メイン] 美樹さやか : 致命傷は避けたものの、確かに。
[メイン] 皐月夜見 : ………。
[メイン] 美樹さやか : 刀は、首を切り裂いた。
[メイン] 皐月夜見 : 今のを避けますか。
[メイン] 皐月夜見 : ただ、"手応え"はあった。
[メイン] 皐月夜見 : ─────傷、ですか、なるほど。
[メイン] 皐月夜見 : さやかの首の傷に目を細め。
[メイン] 美樹さやか : 「ぐ、ぅうう………!」
[メイン] 皐月夜見 : 「……"写シ"は、張っていないのですね」
[メイン] 美樹さやか : 一度、飛翔しその場を離れ。
[メイン] 美樹さやか : 「……うつ、し…?」
[メイン] 美樹さやか : ……落ち着け、これくらいなら……
[メイン] 美樹さやか : ”治せる”…!
[メイン] 美樹さやか : 手を首元に当て。
[メイン] 皐月夜見 : 「…………?」
[メイン] 皐月夜見 : ……"写シ"を、知らない……。
[メイン] 美樹さやか : 魔法陣が首へと集まり。
[メイン] 美樹さやか : ”演奏”する。
[メイン] 皐月夜見 : では、彼女は……"刀使"では、無い……?
[メイン]
皐月夜見 :
「………」
さやかの治癒を、ただ無表情で、じっと見つめる。
[メイン] 皐月夜見 : 「……貴女"も"、ですか」
[メイン] 美樹さやか : みるみるうちに、怪我から生まれた血が消え、その傷跡が消えていく。
[メイン] 美樹さやか : 「……も?」
[メイン] 美樹さやか : 「……なるほどね、あんたも…同じ”タチ”か」
[メイン] 美樹さやか : にやり、と笑う。
[メイン] 美樹さやか : ……まさか、”魔法少女”と戦うなんて…
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
真っ黒なモヤから解けるように
聖杯の役割を担う人形が、戦場へとこぼれ落ちる
[メイン] 美樹さやか : 杏子やマミさんぶり、かな。
[メイン] 皐月夜見 : ……私と、同じ、"ノロ"に身を宿す少女─────。
[メイン] 皐月夜見 : 「………!」
[メイン] 皐月夜見 : この場に無かった"敵意"を感知。
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「……あら、さっき聞いた通りもうおっぱじまってましたか」
[メイン] 美樹さやか : 「…………?なに、魔女…!?」
[メイン] 美樹さやか : 辺りを見回すと、そこに一つの黒の影。
[メイン]
皐月夜見 :
「…………異国の少女」
ガリィの容貌を見て、ぽつりと漏らす。
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「てことは、あんたら願いの為に相手を殺す落語物……消えようが届出はなさそうですし……」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「ええ、丁度いい」
[メイン]
皐月夜見 :
………"獲物"は……無い。
素手……?
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
「ちょっと氷漬けになってくださいね」
会話も不要、対話不可
スタンスを表す為にあっさりと言い放つと
[メイン] 美樹さやか : 「おいおい、乱戦なんて……聞いてないよ!」
[メイン] 皐月夜見 : 無表情で、じっとガリィを見つめ。
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 前方の獲物へ向けて、氷の槍を連続で投射した
[メイン] 皐月夜見 : ゆっくりと、刀を構え、迎撃を─────。
[メイン] 皐月夜見 : 「………っ!」
[メイン] 皐月夜見 : あれは、一体……!?
[メイン] 美樹さやか : 慌てる様に、呟くが。
[メイン] 皐月夜見 : 氷の槍を、数個刀で薙ぎ払うも─────。
[メイン] 美樹さやか : ……魔法、か
[メイン] 皐月夜見 : ズシャアッ。
[メイン] 皐月夜見 : 夜見の胸へ、1本の氷の槍が、深く突き刺さる。
[メイン] 美樹さやか : 剣を両手持ち。
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
魔法陣──ではなく、錬成陣のような物
ガトリングガンのように回転させて、連続で射出を……負傷を確認した途端、一旦止める
[メイン] 皐月夜見 : 「くっ………!」
[メイン] 皐月夜見 : 常人であれば、"即死"。
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「……なっ!?」
[メイン]
美樹さやか :
槍を、剣で薙ぎ払っていく。
その質量は圧倒的で。
[メイン] 皐月夜見 : されど、彼女は"刀使"。
[メイン] 美樹さやか : 「……っ、ぐうう…!」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「マズイですね、このままだと思い出の採取が……ん?」
[メイン] 美樹さやか : 剣ごと、腕が押し切られていく。
[メイン]
皐月夜見 :
夜見を包み込む、白いエネルギー体が発散し。
バリアとして機能。
[メイン] 美樹さやか : ぶちぶちと嫌な音を立て、血管や筋肉がその氷へと潰されていくが。
[メイン] 皐月夜見 : 夜見を突き破った胸は、隔世の夜見へ転送され。
[メイン] 皐月夜見 : 無傷の皐月夜見が、そこへ立っていた。
[メイン] 美樹さやか : 「……なめんじゃ、ないわよ!」
[メイン] 皐月夜見 : ただし、その表情には……"焦り"。
[メイン] 皐月夜見 : 「………写シを剥がされてしまいましたか」
[メイン] 美樹さやか : 腕に魔法陣が描かれ、それも修復されていく。
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
「なんだ、ありゃ?」
青髪の方へは氷のガトリングを乱射しつつも、空になった腕を向け呆れるように白髪を見る
[メイン] 皐月夜見 : 眉間に皺が寄る。
[メイン] 皐月夜見 : 冷や汗が、夜見の首筋を伝い……。
[メイン]
美樹さやか :
槍は、ギリギリで逸らし。
直撃は免れたが。
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
「致命傷を受けてから治した…?」
「片方は自己再生程度と見るにしろ……なんだ、ありゃ」
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
同じような言葉を二度使うが……
異様すぎる
[メイン] 美樹さやか : 「……二人とも、ご丁寧な挨拶じゃないの…!」
[メイン] 皐月夜見 : ………あともう1枚が、今は限度一杯……と言ったところですか。
[メイン] 美樹さやか : マントを翻し。
[メイン] 美樹さやか : 開く。
[メイン] 皐月夜見 : 再び、夜見の体が、真っ白なエネルギー体に包まれる。
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「……思ったより、やるじゃないですか」
[メイン] 皐月夜見 : "写シ"。
[メイン] 美樹さやか : そこにはまた剣が何本も地面に突き刺さっており。
[メイン] 皐月夜見 : 「………ええ、そちらこそ」
[メイン] 皐月夜見 : 「………人語を話す荒魂、でしょうか」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : (……マズイ)
[メイン] 美樹さやか : 「…こっちのセリフは無視するなんていい度胸ね…ッ!」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : (足を射抜く程度に留めるつもりだったんですけれど……これが相手だとすると……)
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : (収穫、だけでは済みませんね)
[メイン] 美樹さやか : その一本を、現れたその人形へと。
[メイン] 美樹さやか : 投擲。
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「……」
[メイン] 皐月夜見 : ……ほう。
[メイン] 皐月夜見 : さやかの戦法を横目で観察。
[メイン] 皐月夜見 : ……剣を、生成している……?
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
細身の体から想像できない豪速球に、目を細め
真芯を捉えて接近する剣へと目を向ける
[メイン]
美樹さやか :
体が冷や汗を伝う。
息を荒げながらも放った一手。
[メイン]
皐月夜見 :
無尽蔵に……?
御刀は、荒魂よりエネルギーを抽出し、得られるもの─────。
しかし、この方は……。
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 所詮、人外程度とみくびり手で払おうと腕を動かせば……
[メイン] 美樹さやか : ……くっそ、さっきので結構魔力使っちゃった……
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
高い音を立て、手刀と洋刀が激突し……
深々と突き刺さる
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「……叩き折るつもりだったんですが」
[メイン] 美樹さやか : ちらりと腹にある宝石の輝きが若干にも、”濁っている”ことを確かめつつ。
[メイン] 美樹さやか : 「………よっし!」
[メイン] 美樹さやか : 「へっへん、見くびられちゃ困るかな!」
[メイン] 皐月夜見 : …………止めた。
[メイン] 皐月夜見 : あの洋刀を、素手で……。
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「やるじゃないですか、業物ではある」
[メイン]
美樹さやか :
宝石の輝きは、魔法少女の命の光。
それが濁りきってしまえば。
[メイン] 皐月夜見 : ………加えて、あの余裕。
[メイン] 美樹さやか : 「…そりゃどーも!」
[メイン] 皐月夜見 : 「…………」
[メイン] 美樹さやか : 口では強がりながらも、内心は。
[メイン] 皐月夜見 : ガリィの言葉に、同意せざるを得なかった。
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 深々と手に突き刺さる剣を観察して思案する、激突の寸前で力加減を変えねば……
[メイン] 皐月夜見 : ………この場にいる方々は………"強い"。
[メイン] 皐月夜見 : だからと言って。
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 腕を切り飛ばされていた、切れ味は上の上
[メイン] 皐月夜見 : 負けるつもりは、ありません。
[メイン]
美樹さやか :
……結構いい線行ってたけどな。
こんな調子でバカスカやってたら、あたしの方が持たない……!
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
……なら、もう食うわけにはいきませんね
マスターに叱られてしまいます
[メイン] 美樹さやか : …あたしが勝ち進めようと思ってたけど、あんまりにも…レベルが違う…!
[メイン] 美樹さやか : はあ、はあと息を荒げながら、二人を見つめ。
[メイン]
皐月夜見 :
……しかし、もう既に"写シ"を1度使わされてしまった以上。
このまま継続戦に持ち込むには─────。
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
突き刺さっていた剣を引き抜き
破損部分を水晶のように凝結した氷で補修する
[メイン]
皐月夜見 :
……私の精神が保つかどうか……。
………分かっています。私は、"弱い"。
[メイン] 皐月夜見 : 無理を煎ずる必要は、ありません。
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 片方は疲弊、もう片方も何かを気にしてる
[メイン]
皐月夜見 :
少女は、ただ無表情で、静かな雰囲気に包まれ。
ガリィとさやかを見つめ続ける。
[メイン]
美樹さやか :
「……直してる……」
ウソでしょ、結構な怪我だったはず……!
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
二人一挙に仕留めるなら今だけれど……
相手の手札をまだ見れていない
[メイン]
:
カツ、カツ、カツ。
どこか軽い足音。
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
「……」
また新しい敵ですか
[メイン] 美樹さやか : その”音”を、拾う。
[メイン] 皐月夜見 : 「………!」
[メイン] ??? : 「剣戟に誘われて、来てみれば」
[メイン] 美樹さやか : 「………今度は何処のだれかしら」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「あんたらにとっては二人目の乱入者……でいいんですかねぇ?」
[メイン] 皐月夜見 : ……これは……予期外。
[メイン] 皐月夜見 : …………まさか、乱戦状態になるとは─────。
[メイン] : 風が吹き、その者のマントが靡く。
[メイン] 皐月夜見 : 加えて、この2人の戦いを見てなお、現れるということは─────。
[メイン] 美樹さやか : 立った刃に身を委ね、つきかけた体力を取り戻そうと。
[メイン] 美樹さやか : ……ああ、全くもう!
[メイン] メタナイト : 「予想より、一人多いようだ」
[メイン] 皐月夜見 : 夜見の、静かな、虚ろな目が、その者の正体をじっと見つめる。
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : ドレスを広げ、新たな剣客を出迎える
[メイン] 皐月夜見 : 「………これは……?」
[メイン] 美樹さやか : …随分と自信満々そうな、奴…!
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 人形の目は虚なまま、仮面の騎士を映し出す
[メイン] 皐月夜見 : ……人型ではない、荒魂。
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「あら、可愛らしい騎士様ですねぇ?」
[メイン] 美樹さやか : 「……え…こ、今度こそ……魔女…!?」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「魔女ぉ?」
[メイン]
皐月夜見 :
されど、人語に通ずる知能……。
……そして、あの剣は……?
[メイン]
メタナイト :
高所に陣取るそれは、明らかに人ではない。
球体に四肢のついた、異様な身体。
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「何言ってんだテメェは?」
[メイン]
美樹さやか :
人間でもなく、その球体としたフォルムは。
魔女へと似ているようで、違うような……
[メイン] 皐月夜見 : 「………漁夫の利を得に来ましたか、小さな荒魂」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「アレですかぁ?メルヘンチックな乙女なんですぅ?」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「どう見ても…………」
[メイン] 美樹さやか : 「いや、魔女って化け物が……」
[メイン] メタナイト : 外套は瞬間にして翼に変わり、そのまま宙を舞う
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「……」
[メイン] 皐月夜見 : ……さやかの放った"魔女"という言葉に、違和感を抱きながらも。
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「なんなんですか、こいつ?」
[メイン] 美樹さやか : 「……ッ!」
[メイン] 皐月夜見 : 現在、集中すべくは、新たに現れた"強者"・
[メイン] 美樹さやか : 宙を舞い、飛び立つその存在に警戒の色で見つめ。
[メイン] 皐月夜見 : 「………形を変えましたか」
[メイン] メタナイト : 瞬間にしてそれに包まれて姿を消すと
[メイン] 皐月夜見 : 刀を構え、迎撃態勢。
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : マントに身を隠して……なんだ、不意打ちでも…
[メイン]
美樹さやか :
「……消えた…!?」
かちり、と剣を二手で持ち直すが。
[メイン] メタナイト : その場に初めから居た二人と、乱入者の間を分つように地面を割って再び姿を表す
[メイン] 美樹さやか : …あいつの戦法、あたしがやったのと…"似てる"
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「ッ!?……テメェ、どんな速さで」
[メイン]
皐月夜見 :
「…………!」
……速い……迅移、ですか……。
[メイン] 美樹さやか : ……あんなナリでも、しっかりと…"剣士"…?
[メイン] メタナイト : 「すまない。騎士として、決闘に割り込む不粋な輩はつい見過ごせなくてね」
[メイン] 美樹さやか : 「……速ッ…!」
[メイン] 皐月夜見 : なるほど……その小柄な身体は、利に叶っていると言えます……。
[メイン] 皐月夜見 : 「……騎士」
[メイン] メタナイト : 「代わりと言っては何だが……」
[メイン]
皐月夜見 :
……仮面、甲冑、マント、そして、特徴的な西洋剣。
なるほど。
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「……騎士様でしたか、時代錯誤……とは錬金術師の人形には言えません」
[メイン] 美樹さやか : 「騎士……なるほどね、あんたもまた…"剣"使い」
[メイン] 皐月夜見 : "誇り"が、そこに顕現しているようです。
[メイン] メタナイト : 「私と踊ろうか」
[メイン]
美樹さやか :
あんな丸々ボディなのに決闘だなんて…
相当のキザか、あるいは…
[メイン] 皐月夜見 : 「……………来ますか」
[メイン] 美樹さやか : 自信がある、ってこと…か!
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「構いませんが、エスコートは受け付けませんよ?」ニタリと笑うと、バレリーナの様なポーズを取る
[メイン]
皐月夜見 :
……現状況は、あまりにも思わしくない。
交戦は避けたいところではありましたが……。
[メイン] 皐月夜見 : あの速さをいなすには、"足りない"。
[メイン] 美樹さやか : 「あいにく踊る程の技量もないんでね…!」
[メイン]
メタナイト :
マントを広げて、剣を構える
「手がかからないのは有難い」
[メイン] 皐月夜見 : 「ご随意に」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : ……しかし、少し状況が悪い方向に向きましたか
[メイン] 皐月夜見 : なれば、斬る、それだけ。
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : あの二人には同時に仕掛けた分、いつ手を組まれてもおかしくはない
[メイン]
皐月夜見 :
私に与えられた使命。この力を、あの御方より託された理由。
ここに立つ理由。
[メイン]
美樹さやか :
「……」
[メイン] 美樹さやか : 突き刺さったその1本。
[メイン] 皐月夜見 : 私とて、"誇り"はあります。
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
そして目の前の騎士の俊足は決して見過ごせず
あのマントを羽織った女とて、到底放置していい存在ではない
[メイン]
美樹さやか :
抜き、またも投け付ける。
相手の技量を測るように。
[メイン] 美樹さやか : 向かう先は…"騎士"。
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
二人を仕留めた後、目の前の騎士を嵌め殺すのが上策ではあるのだが……
そう安い相手でも……ん?
[メイン]
皐月夜見 :
「…………」
……どう来ますか……小さな騎士。
[メイン] メタナイト : 「……フッ」
[メイン] メタナイト : その瞬間、彼は下に踏み込む。
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
「……マジかよ、あのアマ」
「わざわざ不利な方に行きやがった」
[メイン] メタナイト : 再びマントを広げて、それに包まれて姿を消す
[メイン] メタナイト : 下必殺技、『ディメンジョンマント』。
[メイン]
美樹さやか :
「踊るついでに、ちょっかいも掛けさせてよね」
軽く汗も垂らしながら。
[メイン] メタナイト : 「甘いな」
[メイン]
美樹さやか :
…不利なのはわかってるさ、でもね。
ここで怖気付いちゃ、ダメなんだ…!
[メイン] 美樹さやか : 「……ッ」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「(……アレを放置しても置けないか)」
[メイン] 皐月夜見 : ………あの豪速の剣に対応。
[メイン] メタナイト : 次、その騎士がマントと共に現れたのは、さやかの背後だった
[メイン] 皐月夜見 : 「………!」
[メイン] 美樹さやか : 風。
[メイン] 皐月夜見 : 目で追うのが、やっと……!
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 空気中の水分を鏡と認識、光の歪曲を確保して──
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 後は強引に加速する
[メイン] 美樹さやか : 背後に感じたその、風。
[メイン] 美樹さやか : 「はっやッ……!?」
[メイン] メタナイト : 「君たち二人と戦う気はまだ無かったのだがな」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 疾風を切り裂きながら滑るように美樹さやかへ突撃する
[メイン] 皐月夜見 : 「…………」
[メイン] 皐月夜見 : 一瞬の思考、そして。
[メイン] 皐月夜見 : さやかの前に立ち。
[メイン] 美樹さやか : 振り返り、その風へと向かい。
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 走る最中、負傷していない方の腕へと氷で刀を作り、更にアクセルをかけ
[メイン] 皐月夜見 : ガリィへ、刀を抜き、一閃。
[メイン] 美樹さやか : 「……生憎、選り好みしてられそうな状況でもないんで!」
[メイン] メタナイト : 「……ッ!」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「チッ…!?」
[メイン] 皐月夜見 : 「失礼」
[メイン] 美樹さやか : その球体に、勢いのまま。
[メイン] 美樹さやか : 剣を下ろして。
[メイン] 皐月夜見 : さやかと、背を合わせるように。
[メイン] 美樹さやか : 「………!?」
[メイン] メタナイト : 「困ったものだな」
[メイン] 美樹さやか : 「……あんた、なんで……!」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「オイオイ、まずは後ろの黒玉だろうが」
[メイン] 皐月夜見 : 「………………」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「それとも、あの白マントを守るのにご執心?彼女かなんかなのぉ?」
[メイン] 皐月夜見 : 虚ろな瞳を、ガリィへ向け続ける。
[メイン]
美樹さやか :
背同士を合わせる様にして。
かつん、と少し肩が当たる。
[メイン] 皐月夜見 : 「私の判断の下です」
[メイン] メタナイト : 「彼女らの決闘を邪魔されないように来たはずだが……対戦カードがシャッフルされてしまったね」
[メイン]
美樹さやか :
しかして、注意は球体へと。
……気を抜いてちゃ、やられる相手だ……!
[メイン] 皐月夜見 : 剣を翻し、その刃先をガリィへと向ける。
[メイン] 美樹さやか : 「ハッ、そんなの……」
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
「……人間のくせに、人形みたいな顔ですね」
「不気味ですよ、あたしが言うのもなんですけ……っど!!」
[メイン] メタナイト : 「最も……」
[メイン] 美樹さやか : 「”アンタら”を倒して、その後にやればいいだけさ……!」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 勢いよく蹴りを叩き込もうと、地面を氷結させて滑り込む
[メイン] メタナイト : 「誰と闘っても、私は負けんがね」
[メイン] 皐月夜見 : ……この状況で、私の後ろにいる青髪の少女を斬り捨てるよりも……。
[メイン]
美樹さやか :
騎士のように、風格を放つソレに言い返し。
言葉共に、両手の剣を振り下ろす。
[メイン] 皐月夜見 : ……対処すべくは、やはりこの厄介な、"氷の荒魂"。
[メイン] 皐月夜見 : 「………!」
[メイン] 皐月夜見 : 地が凍った………?
[メイン] 美樹さやか : 「…判断の元、ね………あんがと!」
[メイン] 皐月夜見 : 「ぐ、はッ………!?」
[メイン] 皐月夜見 : ガリィの蹴りが、夜見の腹部へ突き刺さり。
[メイン] メタナイト : 急速に回り出し、剣風を辺りへとばら撒く。
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
「まずは……手負の騎士様から壊しますかね」
余韻を噛み締め、そのままバレェのポーズを取ろうとする
[メイン]
美樹さやか :
……ぶっちゃけ、ここにいる白髪は、初手で競り合ったからわかる。
強い……とっても……
[メイン] 皐月夜見 : 予測速度よりも、素早く、鈍い一撃が、夜見の体を迸る。
[メイン] 美樹さやか : だからこそ、力強い……!
[メイン]
美樹さやか :
「……ッ…!?」
回った……!?
[メイン]
メタナイト :
発生、12F。ハンマーにすら勝つ強判定。
ガードブレイク率も高く、硬直もろくに突けるものではない。
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
「……さっきのおかしな白膜はどうしたんです?」
「そう多用できるわけでもないにしろ……」
[メイン] メタナイト : 通常必殺ワザ、『マッハトルネイド』。
[メイン] 美樹さやか : 「がッ……!」
[メイン]
皐月夜見 :
その衝撃に、吹き飛ばされそうになるも、地に足を離すまいと堪える。
"ノロ"の力を受け入れた少女の、精神力、そして身体能力のブースト。
[メイン] 美樹さやか : 球体を中心とした風に、剣が薙ぎ払われる。
[メイン] 皐月夜見 : 「………この力を使う他、ありませんね」
[メイン] 美樹さやか : 手からも外れ、その風で一本あらぬ場所へと突き刺さる。
[メイン] メタナイト : 風を巻き起こしたそれが、地面をぐっと踏み締める
[メイン] 皐月夜見 : 虚ろな瞳で、ガリィをじっと見る。
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「……チッ」
[メイン] 美樹さやか : 「…くっ…来なよ…!」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「やっぱり隠し札はありますか……に、しても……」
[メイン] 皐月夜見 : 「……御覚悟を」
[メイン] 美樹さやか : 両手で残った一本を握り直し。
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「おっそろしい目してますね、鏡でも覗き込んでる気分ですよ」
[メイン] 皐月夜見 : 腕を、ガリィの方へ伸ばし、掌を仰向かせ。
[メイン] メタナイト : その瞳を地面近く、相手の足元に向け、剣を構える。
[メイン] 皐月夜見 : 「………誰かの鏡になれるのであれば、それは……」
[メイン] 美樹さやか : 風圧は、髪や服すらも切りつけて。
[メイン] 皐月夜見 : 夜見の愛刀を握り、そして、自身の腕へ。
[メイン] 皐月夜見 : ザシュッ。
[メイン] 皐月夜見 : リストカットのように、斬り込みを入れる。
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
目に気を取られたせいか、向けられた拳への注意が疎かになり……
目を取られた瞬間、更に驚嘆を深める
[メイン]
美樹さやか :
「………!」
足元に……!?
[メイン] 皐月夜見 : 「─────それは、とても"価値"のあることなのでしょうね」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「テメェ、正気か!?」
[メイン] 皐月夜見 : ツゥ……と、腕へ赤黒い血が垂れ。
[メイン]
メタナイト :
発生5F。長いリーチ。
高い威力。連射性。
「コンバイン」と仇名されたワザ。
[メイン] 皐月夜見 : その切り傷から……。
[メイン] 皐月夜見 : ギョロリ。
[メイン] メタナイト : 下スマッシュ「前後斬り」。
[メイン] 皐月夜見 : 黄色い瞳が。
[メイン] メタナイト : 「そりゃっ!!!」
[メイン] 美樹さやか : 「ちょっと正々堂々とするんじゃ……くッ…!」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「……とことん、目玉が気色悪い奴ですね!」
[メイン] 皐月夜見 : 禍々しい"ナニカ"が、夜見の体内で蠢き。
[メイン] 美樹さやか : 出た軽口も止まり、その一撃をモロに食らう。
[メイン] 美樹さやか : 「ッ、がぁ……!!」
[メイン] 皐月夜見 : 切り傷から、その異形の怪物が露わとなる。
[メイン] 美樹さやか : 足元を狙われたことで、体勢が崩れ始める。
[メイン] メタナイト : (ダメージは11〜15%、決して高い威力ではない)
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 咄嗟に氷の壁を展開して、異物そのもの少女と怪物から逃れようと後方へ飛ぼうと力を込める
[メイン]
皐月夜見 :
無数の"漆黒の蝶"の群れが、そこから吹き漏れ。
この暗い路地裏一面を包み込み……。
[メイン] メタナイト : (だがこのワザの魅力はあまりにも少ない隙……!)
[メイン] 皐月夜見 : 「………逃がしません」
[メイン] 美樹さやか : カツン、と歯を地面へと突き立て。
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「なっ…!?」
[メイン] メタナイト : 剣を構え
[メイン] 美樹さやか : 零れ行く体を支えつつ、魔法陣が足を修復せんとするが……
[メイン] 美樹さやか : それは明確な、隙。
[メイン]
皐月夜見 :
統率を持った、その漆黒の蝶─────"荒魂"が
その物量を以って、ガリィの命を奪わんと、覆い尽くす。
[メイン]
メタナイト :
発生8F。
範囲と発生と攻撃時間に優れる三連攻撃。
[メイン] 美樹さやか : 「や、ばッ……!!」
[メイン]
美樹さやか :
コンボ。
流れる演奏のような連撃が相手から紡がれていく。
[メイン] メタナイト : 上スマッシュ攻撃。「旗振り三連」。
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
「チッ……捨て身かァァ!?」
迎撃の為に氷刀を振り回し、蝶の群れへと剣閃を放つ
[メイン] 皐月夜見 : ……これが、私が得た"力"。
[メイン] 皐月夜見 : "人"を捨てた力。
[メイン] 皐月夜見 : 人体実験を重ね、私は、人智の化物─────"荒魂"を体内へ取り込んだ。
[メイン]
皐月夜見 :
そして、その力で私は、"弱い自分"を逸した。
新しい自分になった。そしてその力で……。
[メイン] 美樹さやか : その見事な連撃は……
[メイン] 美樹さやか : さやかへと、刻まれていく。
[メイン]
皐月夜見 :
……高津学長のお役に立てるように。
だから、私は、今は倒れるわけにはいかない。
[メイン] 美樹さやか : 「があああッ……!!」
[メイン] 皐月夜見 : 「…………!」
[メイン] 皐月夜見 : 漆黒の蝶の物量は、ガリィの一閃で薙ぎ払われる。
[メイン] 皐月夜見 : 「………ただで終わるはずも、ありませんか」
[メイン] 美樹さやか : 隙に叩き込まれたその攻撃は、確かにさやかの体を食らわんと。
[メイン] 皐月夜見 : そう言い、汗を拭う。
[メイン] デンジ : 「そぉらァ!!!!」
[メイン]
美樹さやか :
「が、ふっ」
と、血が口から漏れ出て。
[メイン]
デンジ :
チェンソーをあのギザな騎士に向かって投げつけるオレ…
何やってんだろうなぁ…
[メイン]
皐月夜見 :
路地裏を蠢く、漆黒の蝶の群れ。
その存在感、物量感をいまだ醸しながら。
[メイン] 皐月夜見 : 「…………っ!!」
[メイン] 美樹さやか : 「…………!?」
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
「……あの量の蝶、まさか」
[メイン] 皐月夜見 : 背後より、また"気配"。
[メイン] メタナイト : 「!」
[メイン] 皐月夜見 : 咄嗟に、振り向き、その声の主を見る。
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
「この程度で終わるはずは……」
呟きつつ、黒く蠢く虫の群れを視認する
[メイン] 美樹さやか : 内臓に響くくらいの痛み、そして口は血の味がする。
[メイン] デンジ : 「おうおう騎士様がよォ〜女の子に対して手を挙げるのはどうかと思うぜぇ〜〜?」
[メイン] 美樹さやか : 現れた声の主に、目を向けて。
[メイン] 美樹さやか : 「……あんたは……?」
[メイン] 皐月夜見 : 「………」
[メイン]
皐月夜見 :
横目で、ガリィの動向を視察しながらも。
デンジを確認。
[メイン]
美樹さやか :
ぽう、ぽうと。
体の傷傷を魔法陣で修復しながら。
[メイン]
メタナイト :
「……確かに、そうかもしれな……」
遠くから感じるあまりにも大きな爆風に振り返る
「……!?」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「……なんと言うか、如何にも騎士とは正反対って人が乱入してきましたねぇ!?」
[メイン] デンジ : 「あァ〜〜?オレはデンジ…ってなんだぁ!?」
[メイン]
皐月夜見 :
「…………」
遠くで聞こえた轟音に、目を細める。
[メイン] 美樹さやか : 「……デンジ……っ、きゃっ……!」
[メイン]
皐月夜見 :
少女は、それでも無表情で、虚ろな目で。
ただ静かに、そこへ立つ。
[メイン]
メタナイト :
「……」
とてつもない気配だ。だが、まずは目の前の、オレンジ髪の彼に集中しなければならない。
「デンジか……覚えておこう」
[メイン] 美樹さやか : 爆音とともに風が、ぶわりとマントを髪を揺らし。
[メイン] 美樹さやか : 「……デンジ、おっけ……さっきはありがと!」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : チェンソー……って、あんなの戦闘に使うんですか……どんな脳みそしてんだか…
[メイン]
デンジ :
「あっちで何かあったみたいだなァ!!!悪いがこの場は退散だなァ!!」
さやかと夜見を抱え逃走するかァ…
[メイン] メタナイト : 「……ふむ」
[メイン] メタナイト : 「いいだろう、こちらとしても降りかかる火の粉を払っただけ故……」
[メイン]
皐月夜見 :
………当然ながらも、戦闘慣れした御方。
……刀使ではないにせよ、その力は確か……。
[メイン]
皐月夜見 :
「………御意」
デンジの言葉に返すように。
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
「……獲物を逃すのは惜しいんですが」
「まずは、イレギュラーのお掃除からすませましょうかねぇ?」
[メイン]
美樹さやか :
「っ、はいはい…!」
……助かったぁ、ソウルジェムももう濁りまくってるし!
[メイン] デンジ : 「あばよぉ〜〜〜〜!!!!騎士と人形さんよォ〜〜〜!!」
[メイン]
皐月夜見 :
こちらも、体力を多く消耗してしまった。
氷の荒魂を万に一つ倒すことができたとしても……状況は不利一点。
[メイン] メタナイト : 「メタナイト」
[メイン] デンジ : (…この銀髪の子重いな…)
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「ガリィですよ」
[メイン]
皐月夜見 :
「………!?」
体が宙に浮くような感覚、デンジに抱えられ、驚いたように目が少し見開く。
[メイン] 皐月夜見 : メタナイト、そして、ガリィと名乗る者達の存在に目をやりながら。
[メイン] 皐月夜見 : 無表情で。
[メイン] デンジ : 「アァ〜〜〜〜〜覚えたぜ〜〜〜メタナイトにガリィだなァ〜〜〜」
[メイン]
皐月夜見 :
「─────皐月夜見」
デンジに抱えられた哀れな姿勢のまま、ガリィへ向け。
[メイン] メタナイト : 「願わくば、私と全員が戦うまで誰も脱落しない事を」
[メイン]
美樹さやか :
「え、……あ……ガリィに、メタナイトね」
持たれるのか、と思いながら。
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「はいはーい、覚えておくかは後で決めますよ」
[メイン] 美樹さやか : 「……美紀、さやか!」
[メイン] 美樹さやか : 抱えられたまま、告げるように。
[メイン] メタナイト : 同じく、マントに身を包み、くるりと回って飛んでいく
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「………え」
[メイン] 皐月夜見 : 辺りを蠢く、漆黒の蝶が消えていく。
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「……飛んで行っちゃいました、けど」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「タイマンとか……いえ、まあ……」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「いいですけど……」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : ぼやく様に呟くと、ガリィは再び闇に消えた
[メイン]
メタナイト :
[メイン] メタナイト : 月明かりに照らされて、マントが靡く。
[メイン] メタナイト : 「……闘いたい」
[メイン] メタナイト : 「今残っている猛者と、必ず一人一度は剣を交える」
[メイン] メタナイト : 「……私と戦う前に脱落するなどつまらん」
[メイン] メタナイト : フィールド内の気配を感じながら、思案する
[メイン]
メタナイト :
先程のオレンジ髪の少年は……近いな。
傷も少ない。周りに人は……数人。先程の少女二人か。
[メイン] メタナイト : 遠くにはポツポツと人影が……
[メイン] メタナイト : 弱っている奴が一人いる……その少し遠くにあの爆発とよく似た力を感じる巨大な気配が……
[メイン] メタナイト : それと……先程のお嬢さんは……
[メイン] メタナイト : 「目先は……弱った奴が一人いる……保護した方がいいな」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : スタリ、と上空から舞い降りて膝を曲げて着地する
[メイン] メタナイト : 「……と、言うわけにも行かないようだ」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「……あら、結局貴方ですか」
[メイン] メタナイト : 「私が目当てでは無かったような言い草のようだが」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「ああ、いえいえ…貴方も優先して倒す相手なんですが……」
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
「向こうの方々が先だったので、そちらから片付けておこうかと」
[メイン] メタナイト : 「なるほど……」
[メイン] メタナイト : 翼を広げて
[メイン] メタナイト : 「ならば……」
[メイン] メタナイト : 「ここから先、通すわけにはいかんな」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「あらまあ……」
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
「バトルロイヤルだというのに、随分とお優しいじゃありませんか」
「願いを叶えるなら、容易いほうかた落とすべきじゃあありません?」
[メイン] メタナイト : 「願い……か」
[メイン] メタナイト : 「私の願いは更に強くなる事……」
[メイン] メタナイト : 「私に相応しい、強者と戦う事!!!」
[メイン] メタナイト : 「願いを叶えると言うならば、それこそ戦う機会が減るかもしれぬのは見過ごせぬさ」
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
「……ふーむ、これが剣士ですか」
「いまいち理解できませんねぇ」
[メイン] メタナイト : 「理解されるとは思っていないとも」
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
「……ま、それが求道者の常」
「なら……これ以上語り合っても仕方ないでしょうし…」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「そろそろ戦ります?」
[メイン] メタナイト : 「……いいだろう」
[メイン] メタナイト : READY TO FIGHT
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 準備が整うと同時、一気に地下水脈を解放して波の様に蠢かせると、メタナイトへ向けて一気に放つ
[メイン] メタナイト : 3.2.1.
[メイン] メタナイト : GO!!!
[メイン] メタナイト : 球体型の障壁を瞬時に展開し、それを弾く
[メイン]
メタナイト :
カキンと小気味良い音。
シールド入力を敵の攻撃が命中する直前に行う。
[メイン] メタナイト : 『ジャストシールド』。
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
「バリア……ですか、みんな持ってる物なんですねぇ」
手を向けたまま球体状の光を眺める
[メイン] メタナイト : そこから、発光しながら前に踏み込む。
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
「……では、解けるまで殴りましょうか」
そして、また水流を操作して水の槍をいくつも作り出して上空に漂わせる
[メイン] メタナイト : シールドを発生させた状態でスティック入力。
[メイン] メタナイト : 『前緊急回避』。
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
回転、貫通特化、着弾後の爆散
適当なコードを打ち込んで五月雨の如く撃ち放つ
[メイン] メタナイト : そこから途切れる事なく、回転を始める。
[メイン] メタナイト : ニュートラル・Bボタン。
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 光球から抜け出すように飛び出した黒い騎士を追いかけるように地面に水槍が突き刺さる
[メイン] メタナイト : 発生12F。ボタン連打で上昇する高性能突進技。
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
「……バカに移動が早いですねぇ」
「狙い続けるのも一苦労…っ」
[メイン] メタナイト : 『マッハトルネイド』。
[メイン] メタナイト : 飛来する槍を弾きながら、接近する
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
「……このまま下がっても、相手が剣技で戦う以上ガス欠が早まるだけですか」
「仕方ない……!」
[メイン] メタナイト : バサ、と翼を広げて低空を奔る
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 手に氷の槍を作り出し、合わせるように眼前の仮面へ突撃を開始する
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「さーて、そっちのリーチに踏み込むんです。雑に技を出すんなら……」
[メイン] メタナイト : そのまま、剣を構えず
[メイン]
メタナイト :
発生5F。強い判定に加え素早いモーション、単純な予備動作のダッシュ速度。
その上空中攻撃を相殺する。
[メイン] メタナイト : ダッシュ攻撃、「コウモリ蹴り」。
[メイン] メタナイト : 脚を、突き出す
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「んな短い足でっ!?」
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
リーチが読めない、迎撃が難しい
何より相手が早い…!!
[メイン] メタナイト : 懐に入った瞬間に、見た目からは想像できないほどのリーチの蹴りが放たれる
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
「グァっ…!?」
「こ、この……どんな足してんだか…」
[メイン] メタナイト : (差し込んだ、ここから攻めを継続……)
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「(このまま主導権を渡すわけには……ああ、いや)」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「(足、そうか)」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 衝撃と共に訪れた発想のまま、水浸しの足元から一気に凍り付かせる
[メイン] メタナイト : 「!」
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
「この足場なら……そして、その足なら…!」
「下手に動けばこけるしかないってわけじゃない!!」
氷結した足場を活かし滑るように回転蹴りを小さな体に放つ
[メイン] メタナイト : 「!」
[メイン] メタナイト : 彼女の言った通り、次の攻撃に移ろうと飛び立とうとした彼は……
[メイン] メタナイト : 転倒。1/64、ダッシュの初めに発生する現象。
[メイン] メタナイト : 「しまっ」
[メイン] メタナイト : 状況もあり、彼はその1/64を踏み抜いた。
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
旋風のようにガリィの足撃が仮面に向けて解き放たれた
遥か遠くへ蹴り飛ばす為、隙を晒すことを覚悟の上と飲み込んで会心の一撃を騎士へと見舞う
[メイン] メタナイト : もう一つ。
[メイン] メタナイト : 『困った時のメタナイト』にはもう一つ、明確な弱点がある。
[メイン] メタナイト : 『事故りやすい』。
[メイン] メタナイト : その体重、その脆さ、一歩間違えれば……
[メイン] メタナイト : 白い煙を噴き出しながら、吹き飛んでいく
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
「よし、このまま……っ」
追撃のために一歩踏み出そうとすれば…足から若干の疑似痛覚が走ってくる
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
「……そりゃそうですか、鉄仮面を蹴り抜いたわけですし……」
衣服に隠れてはいるが、若干のヒビが入っている
状況の好転の代償に、じんわりと負荷が広がっていく
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
「固めないと、移動はできませんし……」
「どうしましょうかね……」
氷で厚く固める事で応急処置を続けながら、飛んでいくメタナイトへと視点を戻す
[メイン]
メタナイト :
「……まずいな、私は脆い」
「崩されれば……」
[メイン] メタナイト : 再び廻り出す。剣風と共に、それが吹き荒れる。
[メイン]
メタナイト :
これ以上取られるわけにはいかない。
ならばここで取る手段は……
[メイン]
メタナイト :
N B 連 打
ワンパターン戦法
[メイン] メタナイト : 通常必殺ワザ『マッハトルネイド』!!!
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
「また回転技……氷を削る気か…?」
「けど、一度見たなら…!」
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
前回の放たれた間合いを元に、射程距離を分析
氷の槍を、置くようにして
相手の動く先へと最大出力で発射する
[メイン]
メタナイト :
全ての攻撃を寄せ付けず、高速で空中を飛び回る
そのまま地上を滑り、着地する
[メイン] メタナイト : 放たれた槍、完全に着地を取った……
[メイン] メタナイト : かのように見えた。再び吹き荒れる旋風。回り出すメタナイト。相殺エフェクトと共に弾かれる氷槍。
[メイン]
メタナイト :
敢えて言おう。
マッハトルネイド連打に、弱点はないッ!
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
「かき氷かよ……」
「……あの回転切断騎士様相手に、笑えない洒落ですね」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「……さて、どうしましょうか」
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
足はまだ固まりきっていない
そして、相手は迎撃に意識を割いているが……
[メイン] メタナイト : そのまま斬撃を纏った竜巻、ひいてはそれを巻き起こす剣士が少女へと突っ込む
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : あのスピードを相手にこの距離は──
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「全く安心できやしねぇ!!」
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
来るルートを辿り、再び氷槍を連続で放ち
更に自分の目の前に氷の壁を大きく展開する
[メイン] メタナイト : 旋風が氷槍を全て弾き、回転が止まったと同時に踏み出す
[メイン] メタナイト : 再び超低空を奔る。
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
「(低空のまま来るなら、相手はこのまま壁に止められる)」
「(勢いが弱まったならそのまま叩ける)」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「(上に乗り越えるなら……腹をみせた瞬間最大出力で吹っ飛ばす!!)」
[メイン] メタナイト : 剣を、構えない。
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 二段構えと待ち構え、透明な氷壁の向こうから強く睨み…
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 目を見開く
[メイン] メタナイト : その代わり、何も持っていない手を、突き出す
[メイン]
メタナイト :
発生8F。
素早いダッシュから繰り出される。
リーチも長い。
[メイン] メタナイト : 『ダッシュつかみ』。
[メイン] メタナイト : 『シールド』は、意味を成さない。
[メイン] メタナイト : まるで目の前の壁が無かったかのように、相手を掴み取る
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「……マジですか」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「アンタ、もしかして吸血鬼か何かです…?」
[メイン] メタナイト : 「何、しがない剣士さ」
[メイン] メタナイト : 「“銀河最強”のね」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「……ハハ、そりゃ簡単には行きませんか」
[メイン] メタナイト : 掴んだ相手を下に叩きつける
[メイン] メタナイト : そのまま、猛烈に全力で踏み付ける
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「ォがっ!?」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 一度地面に叩かれ、今度は挙句衝撃に挟まれる三段、目玉がメチャクチャな方向に回転する
[メイン] メタナイト : 「!?」
[メイン] メタナイト : それを蹴り飛ばし、驚いた瞳で見つめる
[メイン] メタナイト : 「……おかしいとは思ったが。生き物ではないのか」
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
「ああ、はい」
「所謂お人形ですけれど……それ、あなたが言います?」
[メイン]
メタナイト :
「人形か……ロボットならば何度か戦ったが」
「人形とは……初めてかもしれんな」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「こっちとしては、あなたみたいな丸いのと戦ってる事実が以外でしょうがありませんけどねぇ…」
[メイン] メタナイト : 「何、私の故郷でも珍しくもない。寧ろ、私はここにアドのような体型の少女が数多くいる事に驚いているさ」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「……それまた面白い所からきましたね」
[メイン] メタナイト : 「面白いだろう?“あきれかえるほど平和な星”、だ」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「うちのマスターに星の砂でも飲んで欲しいですねぇ…」
[メイン]
メタナイト :
「欲しいならばやるぞ?なんせ自然には困らな……」
遠くから何かを感じ取る
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「それはありがた……おや?」
[メイン]
メタナイト :
「……あの男、いつの間に回復した。それに……」
マントを翻して
「クッ……マズイな」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「……ありゃ、鳶にお揚げですか」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 正確には漁夫の利……だが、それでは自分が鷸と蚌辺りになるので言及は避ける
[メイン]
メタナイト :
「……君とは良い闘いが出来た、それは本当だ」
「だが……これ以上君と踊れない理由が出来た」
[メイン] メタナイト : 瞬時にマントに包まり、まるで線のようになる
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
「まあ、こっちとしては助かりましたよ…」
「あなたの剣を真っ向から浴びるのは、避けて当然でしょうから…」
[メイン]
メタナイト :
「また機会があれば、続きをしよう」
そのまま飛び去って
「……私と戦うまで、死んでくれるなよ」
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
「生きてないから大丈夫ですよ」
空を掛ける相手に適当に屁理屈を返すと、服をポンポン叩いて埃を落とす
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「……はぁ、ゾッとする相手でした」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「あの剣、回転切りなんて荒技に耐え続けるあたり相当の……いや、そもそもあの剣技が…」
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
服の下に纏った氷の鎧
これで受け止める算段もあったが……
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「アレが相手だと、いまいちですねぇ」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : そして、周囲の氷を水に戻し水脈へと通じる穴へと身を投げる
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
「(……しばらく、潜伏した方がいいですね)」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「(少なくとも……傷を完全に固めるまでは)」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン :
[メイン] ハクメン :
[メイン] ハクメン :
[メイン] ハクメン : ――静寂があった。
[メイン] ハクメン : 滴るような夜闇と静寂。風の音すら消えた何処か。
[メイン] ハクメン : 虚空。
[メイン] ハクメン : 有象のなきその無象の空に。
[メイン] ハクメン : 一筋の、亀裂が入る。
[メイン] ハクメン : さながら、鏡面が罅割れるが如く。
[メイン] ハクメン : 亀裂は、蜘蛛の巣のように縦横無尽に虚空に広がり。
[メイン] ハクメン :
[メイン] ハクメン : 一閃。
[メイン] ハクメン :
[メイン] ハクメン : 無の空。そこから現れた何か。
[メイン] ハクメン : 身の丈は2メートルをゆうに超え、全身に白と黒で塗り分けられた装甲を身に纏ったそれには……顔がなかった。
[メイン] ハクメン : いや、正確に言えば、その顔は面で覆われていた。
[メイン] ハクメン : 目も鼻も、意匠すらない……ただの白塗りの面で。
[メイン] ハクメン : 「……」
[メイン] ハクメン : その白の異様は、右手に刀を握っていた。
[メイン] ハクメン : 巨体といって差し支えない、その身の丈よりもさらに長大な刀を。
[メイン] ハクメン : 「……事象転移か、いや、違う」
[メイン] ハクメン : 面の奥から、くぐもった低音が響く。
[メイン] ハクメン : どこか機械的な全身装甲に相応しい、薄ら低い声。
[メイン] ハクメン : 白の異様は、ただ何かを『確信』したかのように、刀を構え。
[メイン] ハクメン : 「ここは、違う『境界』か」
[メイン] ハクメン : 刀を、振り抜いた。
[メイン] ハクメン : 虚空への一振り。それだけで、空間の亀裂は粉々に砕け散り。
[メイン] ハクメン : 白の異様は、確かにそこに顕現した。
[メイン]
メタナイト :
(進行方向、強いのが居る、方向は今変えられん)
(……かち合う!)
[メイン] メタナイト : 自らを包んでいたマントを翻し、咄嗟に体制を直して自ら当たりに行きそうだったその一閃を躱す
[メイン] メタナイト : 「……困ったな」
[メイン] ハクメン : 「……」
[メイン] メタナイト : 「この先に用事があるのだが……」
[メイン] ハクメン : 邂逅したのは、何の因果か、互いに面を覆った剣士。
[メイン]
メタナイト :
と言って、通してくれそうな相手でもない。
いや、それだけではない。
[メイン] ハクメン : かたや巨躯、かたや短躯。
[メイン] メタナイト : どうしようもない衝動が体を襲う。
[メイン]
メタナイト :
(……強い)
目の前の強者への昂揚。
[メイン] ハクメン : 「……貴公、出来るな」
[メイン] メタナイト : 「……そちらも」
[メイン] ハクメン : 白の異様が、構える。
[メイン] ハクメン : 「この事象が何の目的を持っているのかは知らん」
[メイン] ハクメン : 「だが、今は些末な事だ」
[メイン]
メタナイト :
この間に、決着は付くかもしれない。
だが……この寄り道、剣士としてしない選択肢はもはやない
[メイン] メタナイト : 同じく、剣を構える
[メイン] ハクメン : 「この『境界』が私に何を求めたのかは、今知れた」
[メイン] メタナイト : 「……奇しくも、同じか」
[メイン]
ハクメン :
地が、震える。
天が、哭く。
[メイン]
メタナイト :
風が、吹く。
星が、照らす。
[メイン] ハクメン : 白の異様の白髪が逆立ち、その身から青白い剣気が立ち上る。
[メイン] メタナイト : READY TO FIGHT.
[メイン] ハクメン : 「我は空、我は鋼、我は刃」
[メイン] ハクメン : 「我は一振りの剣にて全ての『罪』を刈り取り」
[メイン] ハクメン : 「『悪』を滅する!!」
[メイン] ハクメン : 「我が名は『ハクメン』、推して参る!」
[メイン] メタナイト : 「メタナイト。その勝負、受けさせてもらう!!」
[メイン] ハクメン : 応答と同時に……巨躯が、躍る。
[メイン] ハクメン : 須臾の間は愚か、刹那の間すら惜しむかのように。
[メイン] メタナイト : (体格から察せられるのは豪剣、だがこの疾さ)
[メイン] メタナイト : (実際の剣質は私と……!)
[メイン]
ハクメン :
長刀が奔る、横薙ぎの一閃。
風を切る音は最早空気の悲鳴と化し、空が剣撃に引き裂かれる。
[メイン] ハクメン : 間違いなく音速を超えた一閃、それが容赦なく、黒い仮面の剣士へと迫る。
[メイン] メタナイト : 瞬間、丸い障壁を光と共に張り、弾く
[メイン] メタナイト : (重い!この速さでこの重さか!)
[メイン]
ハクメン :
諸撃を弾かれる、しかし……直後、装甲の背面から青白い光が吹き上がる。
墨のような排気ガスがまるで水に溶けるかのように空気に混じり、ハクメンの巨躯が一瞬で間合いを詰めてくる。
[メイン] メタナイト : (なるほど……性質は分かった)
[メイン] メタナイト : (剣の出は早いが、残しは大きい。素早いが後隙の大きいタイプ……キャプテン・ファルコンと似ているな)
[メイン] ハクメン : 「思慮深いようだな」
[メイン] ハクメン : 言葉は、既に行動の後。
[メイン]
メタナイト :
(もう一撃、このまま受ける)
シールドを張り続け、受ける体制
[メイン]
ハクメン :
メタナイトの防御に対し、ハクメンはしかし怯まない。
大上段からの袈裟斬り。体格差を活かした、最大限体重が乗せられた一閃。
単純な速度と質量、そして間合いの違い。
本来、接近戦では体格差は絶望的な実力差となる。
[メイン] ハクメン : しかし、ハクメンは理解していた。この剣士相手に、そんな尋常の理は何の意味もなさないだろうと。
[メイン] ハクメン : 故に。
[メイン] ハクメン : 「虚空陣」
[メイン] ハクメン : 「疾風」
[メイン] ハクメン : 太刀に、風が纏われる。
[メイン] メタナイト : (今の感触、何処かで)
[メイン] ハクメン : 尋常の理外の力。それをさらに太刀に乗せ。
[メイン] ハクメン : 一息に、振り下ろす。
[メイン] メタナイト : (割れる!!!)
[メイン] メタナイト : 咄嗟にシールドを解いて、疾風を受ける。
[メイン] ハクメン : 暴風が吹き荒れ、その全てが追い風となってさらに剣速を押し上げ、音速を超えた一閃は光速にすら迫る。
[メイン] ハクメン : 振り下ろした一閃はそれだけでも大地を粉々に叩き割り、同時に刃から解き放たれた疾風が辺り一面を切り裂いていく。
[メイン] ハクメン : 「……浅いか」
[メイン] ハクメン : 暴風の蹂躙の中で、ハクメンは再び構え直す。
[メイン] メタナイト : 軽い身体は、今の一撃で大きく吹き飛ばされる
[メイン] メタナイト : 「今のは……切り札、いや、超必殺技か」
[メイン] メタナイト : 今の感触。思い当たるのは二つ
[メイン]
メタナイト :
一つは、ダメージを多く受けた際に無条件で発動できる技。しかしこちらはあり得ない。相手に傷はない。
一つは、ゲージを溜めて放つ、発動に制限のある技。……こちらだ。
[メイン] メタナイト : 「……連発は出来ないと見た」
[メイン] ハクメン : 「……頭が回るようだな。黒の剣士よ」
[メイン] ハクメン : ハクメンの全身から、白い蒸気が立ち上る。恐らく、技の数々はその体を代償としたもの。人外の身を覆うからこそ実現した絶技。
[メイン]
メタナイト :
ならば詰める。次立ち回りで有利を取られれば、まず勝算はない。
膂力は間違いなく彼方が上なのだ。
[メイン] メタナイト : マントを翻し、その場から消える
[メイン] ハクメン : 「事象転移……いや、違う……」
[メイン] メタナイト : 下必殺ワザ、『ディメンジョンマント』。
[メイン] ハクメン : 構えを取る、逃げたとは思えない。恐らく、次の一手は。
[メイン] メタナイト : ボタンを長押しすれば、次の出現と同時に斬撃を放つ。
[メイン] メタナイト : ……背後。
[メイン] メタナイト : 「甘いなっ!!!」
[メイン] ハクメン : 「後ろか」
[メイン] メタナイト : 気取った。自動振り向き、予想通り。
[メイン] ハクメン : 顔をそちらに向けもせず、片腕を伸ばし。
[メイン] メタナイト : それと交差するように、音速の剣が舞う
[メイン]
ハクメン :
剣撃を腕で防御する、装甲に覆われた腕。
盾としての役割は十分果たす。
[メイン] メタナイト : 防がれた。追加入力を入れたディメンジョンマントは、ガードされた後に晒す隙は大きい。
[メイン] ハクメン : 晒した隙に食らいつくかのように、腕が伸ばされ。
[メイン] ハクメン : メタナイトの身体を、鷲塚む。
[メイン] メタナイト : 掴まれた。脳裏に過るのは
[メイン] メタナイト : 其処から繋がる、必殺の連携。
[メイン] ハクメン : そのまま、剛腕がメタナイトの身体を地面へと叩き付け。
[メイン] ハクメン : 「紅蓮」
[メイン] ハクメン : 刀の柄頭が、すかさず体の側部へと叩き込まれる。
[メイン] メタナイト : 「しまっ……」
[メイン]
ハクメン :
叩き込んだ柄頭は、強制的にメタナイトの身体を中空へと弾き飛ばす。そのままなら間合いが離れる。
しかし。
[メイン] ハクメン : 「そこだ」
[メイン] メタナイト : 威力は比較的浅い。だが……残しが短い。反撃が……
[メイン] メタナイト : まずい。この性質のワザは基本的に……
[メイン]
ハクメン :
突如、中空で『何か』が、メタナイトの背後に現れる。
不可視の何か。
理外の力で生み出されたと思わしきそれは……しいて形容するなら、『壁』のようなもの。
[メイン] メタナイト : 『連続攻撃』の、繋ぎ
[メイン] メタナイト : (壁バウンド!?)
[メイン] ハクメン : ハクメンの背後に、再び青白い光が煌めく。
[メイン]
メタナイト :
ふっ飛びから、復帰できていない。
自由に動けるようになるまでは……
[メイン] ハクメン : 間合いが一瞬で詰められ、銀の閃光が……三つ。
[メイン] メタナイト : 暴れも、回避も出来ない……!!!
[メイン] ハクメン : 刹那の間に放たれた、袈裟、切り返し、そして横薙ぎ。
[メイン] ハクメン : 残身は最早そこになく、メタナイトを背後に置き去りにして、ハクメンが地にて構える。
[メイン] メタナイト : 「ぐッ……!!!」
[メイン] ハクメン : 「……これで倒れないか、流石だ」
[メイン] メタナイト : しくじった。
[メイン] ハクメン : 「まだ息がある者は、そう見なかった」
[メイン]
メタナイト :
こちらは……脆い。
既に大技を一撃。そしてこれで……
[メイン] メタナイト : 短い硬直の次の瞬間
[メイン] メタナイト : 煙と共に吹き飛ぶ
[メイン] ハクメン : 「……退いたか」
[メイン]
メタナイト :
そのまま、壁にバウンドし、また別の方向へ吹き飛んでいく。
見えなくなる、ところまで。
[メイン] ハクメン : 剣を収め、全身から白い蒸気を噴き出して、大きく吐息を吐く。
[メイン] ハクメン : 深く深く、深呼吸をしてから、歩き出した。
[メイン] ハクメン : 「恐ろしい技の冴えだった」
[メイン] ハクメン : 「どれだけの錬磨を積んだのか……想像すら及ばないとはな」
[メイン] ハクメン : 「……久々の胸躍る一時であった」
[メイン] ハクメン :
[メイン] ハクメン :
[メイン] ハクメン :
[メイン]
パラガス :
[メイン]
パラガス :
[メイン]
パラガス :
[メイン] パラガス : その世界全体に、笑い声が響く。
[メイン] パラガス : 「やあ紳士淑女の諸君。連絡のお時間だよ」
[メイン] パラガス : 「まずはおめでとう。美樹さやか。そしてブロリー。最後の二人になるまで生き残るとはね」
[メイン] ブロリー : 空を見上げて
[メイン] ブロリー : 「親父ィ…」
[メイン] パラガス : 「それでは諸君。そろそろ……」
[メイン] パラガス : 「消えてもらおうか」
[メイン] ブロリー : 「!?」
[メイン] パラガス : 「まだ能天気なお前らでは呑み込めぬようだな」
[メイン] パラガス : 「オレの目的はお前たちの戦いにより生じるエネルギーを集め」
[メイン]
パラガス :
「電脳ドラゴンボールを作り出し
その力で萌え☆萌え☆パラガス帝国を作ることなのだからなぁ」
[メイン] 美樹さやか : そこに、やっとの思いでたどり着いたが。
[メイン] 美樹さやか : 「……はい?」
[メイン] ブロリー : 「クズ親父ィ…!」
[メイン]
美樹さやか :
肩で息をしながらも、疲労と痛みに耐えながら聞こえたのは。
[メイン] 美樹さやか : 「……何言ってるかわかんないけど……よーするに」
[メイン] パラガス : 「願いが叶うなどと、その気になっていたお前らの姿はお笑いだったぜ」
[メイン] 美樹さやか : 刀を抜きなおし、目線を謎の男へと。
[メイン] 美樹さやか : 「…………」
[メイン] パラガス : 「ふぅ~」
[メイン]
美樹さやか :
「なんだと?」
剣を生み出し、その勢いのままに、投擲。
[メイン] パラガス : 「では、ピリオドを打とうか」
[メイン] パラガス : その剣をすり抜け、天を仰ぐ
[メイン] パラガス : 「来い……最強プログラム」
[メイン] 美樹さやか : 「……夜見を馬鹿にしたな…… ッ……!?」
[メイン] 美樹さやか : ……ぶわり、と髪とマントが舞う。
[メイン] ブロリー : 「親父ィ……生かしては返さんぞ!!!」
[メイン] パラガス : 「オメガパラウィー!!!」
[メイン] 美樹さやか : 隣にいる金髪男……コイツも大概の強さだけど……
[メイン] 美樹さやか : もっと、違う……!?
[メイン] パラガス : 「お前らなどもはや必要はない!」
[メイン] パラガス : 「消し去ってしまえー!!!」
[メイン] 美樹さやか : 「……な、なにこれええ……!?」
[メイン] 美樹さやか : 近くにあった木々、ビル群、それらがすべて。
[メイン] 美樹さやか : 得体のしれない何かへと、”書き換えられて”いく。
[メイン] ブロリー : 「気持ち悪リーです…」
[メイン] パラガス : 大量のアスパラガスがまるで棘のように二人に襲い掛かる
[メイン] 美樹さやか : 「……くっ……!!」
[メイン] ブロリー : 「チィッ!!!」
[メイン] 美樹さやか : バカみたいに大きい攻撃だけど、でも…これをいなせる力は、今のあたしには…
[メイン] 美樹さやか : 「……ッ、があ!」
[メイン] ブロリー : それをかわす
[メイン] 美樹さやか : 茨のように襲い掛かるそれを、何度か傷を付けながらもいなす。
[メイン]
ブロリー :
と、同時にさやかの前に出る
「クソ親父ィ……弱った相手を狙うとか恥とかないのか」
[メイン] パラガス : 「必要はない!」
[メイン] 美樹さやか : 「……!!」
[メイン] ブロリー : 「親父ィ!!!お前だけは簡単には死なさんぞ!!!」
[メイン] 美樹さやか : 「あんた……ん、ここは……共同ってことで……!!」
[メイン] パラガス : 「無駄無駄」
[メイン] パラガス : 「スタンド使いに負ける程度の筋肉だるまと疲労困憊の魔法少女ではこのパラウィーを止められんよ」
[メイン] 美樹さやか : 目の前の男の自信満々な態度に、どこか勇気づけられ。
[メイン] パラガス : 制御装置型のエネルギー弾が飛び交う
[メイン]
美樹さやか :
「……へっそーお?」
「こんな激戦を潜り抜けたんだから、評価してほしいけど…ッ…!」
[メイン] 美樹さやか : 弾幕のように飛び交うソレを。
[メイン] 美樹さやか : 「…前は任せた!」
[メイン] ブロリー : 「チィッ!!」
[メイン] ブロリー : 無言で、エネルギー弾をはじくことで応える
[メイン] 美樹さやか : 自らの前を、守ってくれるであろう彼に期待しつつ。
[メイン]
美樹さやか :
あたしは…あたしのやれることを…!
と、刀で弾幕を切り裂いていく。
[メイン] 美樹さやか : 「……ふっ、ありがと!」
[メイン]
ブロリー :
「スローイングブラスター!!!」
振りかぶって、気弾をパラウィーへ投げつける
[メイン] 美樹さやか : 「……おりゃぁ!!!」
[メイン] 美樹さやか : それに追従するように、一剣をパラウィーへと投擲。
[メイン] パラガス : 「door!?」
[メイン] パラガス : その一撃の前に、パラウィーは砕かれた…
[メイン] パラガス : ように見えた。
[メイン] パラガス : ファイル26 ロード
[メイン] パラガス : ……無傷。
[メイン] パラガス : 「無駄だというのがわからんのか」
[メイン] 美樹さやか : 「……え」
[メイン] 美樹さやか : なにかが”ズレた”
[メイン] 美樹さやか : ような感覚を覚え。
[メイン] ブロリー : 「な、なんだ今のパワーは!?」
[メイン] 美樹さやか : その悪寒に、地面へと向き直ると。
[メイン] パラガス : 「お前たちにできるのはもはや、この悪夢の中、絶望に落ちて喚くしかできないのだよ」
[メイン]
美樹さやか :
『投擲したはずの剣が、突き刺さって』いた。
[メイン] ブロリー : 「う……」
[メイン] ブロリー : 「うわあああああ!!!誰か助けてくれええええ!!!!!」
[メイン] ブロリー : ブロリーは助けを呼んだ。
[メイン] パラガス : 「しかし誰も来なかった」
[メイン] 美樹さやか : 「………ッ……!!」
[メイン]
ブロリー :
「じゃあもっとでかい声で呼ばなきゃ
おい!!!お前も声張れ!!!!」
[メイン] パラガス : 「なぜそうなる」
[メイン] 美樹さやか : 「え、あ、あたしぃ……!?」
[メイン] ブロリー : 「助けてくれえええ!!!変態親父ィに襲われてるんだあああああ!!!」
[メイン] 美樹さやか : …つっても、この体ができることはそれこそ……叫ぶことくらいだから。
[メイン] 美樹さやか : すう、と息を吸い込み。
[メイン] 美樹さやか : 「…誰かァああぁぁああぁ!!あたしたちに、力を……!!!」
[メイン] パラガス : 「無駄無駄」
[メイン] パラガス : 「お前たちに突き付けられる答えはそう、誰も来なかった、それだけ……」
[メイン] パラガス : 「ぬぅ?」
[メイン] :
[メイン] :
[メイン] :
[メイン] : その時、空に亀裂が生じる。
[メイン] : 空間が歪む。
[メイン] パラガス : 「え」
[メイン] : 歪んだ空間の先から、何かが
[メイン] : ───何かが
[メイン] パラガス : 「待って」
[メイン] :
[メイン] :
[メイン] 真ゲッターロボ タラク :
[メイン] パラガス : 「な、なんだアレは!?」
[メイン] 真ゲッターロボ タラク :
[メイン] 真ゲッターロボ タラク :
[メイン] ブロリー : 「あれもガンダムなのかぁ?」
[メイン] メタナイト : 「行くぞ!!!隼人!!!弁慶!!!」
[メイン] メタナイト : 「ゲッターロボ!!!発進!!!」
[メイン] 美樹さやか : 「……え、ウッソ…ほんとに誰か来た…!?」
[メイン] 皐月夜見 : ─────さやかさん。
[メイン] 美樹さやか : 「────ッ」
[メイン] 皐月夜見 : さやかの脳内に伝わる、声。
[メイン] 皐月夜見 : ─────勝手にいなくなったこと、申し訳ございません。
[メイン] 美樹さやか : あの時戦った、剣術の上手い、騎士……そして。
[メイン] 美樹さやか : 頭の中に鳴る、これは……!
[メイン] 美樹さやか : 「夜見………」
[メイン] 皐月夜見 : さやかの横をひらりと飛ぶ。
[メイン] 皐月夜見 : 1羽の、漆黒の蝶。
[メイン] パラガス : 「あ、ありえない」
[メイン] パラガス : 「この空間で死んだ者は、皆脳みそがパラガス化して死ぬはずだ!!!」
[メイン] 美樹さやか : 「………」
[メイン] 皐月夜見 : その蝶は、さやかの持つ剣の先へ止まり。
[メイン] メタナイト : 「ありえるのだ」
[メイン] 美樹さやか : その蝶は、どこか懐かしささえ覚えて。
[メイン] 皐月夜見 : 眩しい光を放つ。
[メイン] メシア・ハクメンイール : 「2号機には私が乗ります、そのためにここに来たのです!」
[メイン] メタナイト : 「ゲッターの、可能性の力を使えばな!」
[メイン] 真ゲッターロボ タラク : 「…………………」
[メイン] 皐月夜見 : さやかの体に漲る力。疲労が全て薙ぎ払われるように。
[メイン] メタナイト : 「貴様の計画はゲッターを空間に入れた時点で破綻していた」
[メイン] 美樹さやか : 「……ッ!」
[メイン] 美樹さやか : その光に、浄化されていくように。
[メイン] 美樹さやか : 力が…みなぎっていく。
[メイン] メタナイト : 「ここで死んだ全員の精神は、ゲッターの力によって全てパラガス化から守られていたのさ」
[メイン] 皐月夜見 : ────さやかさん。
[メイン] 美樹さやか : ……その温かさに。
[メイン] 皐月夜見 : ────”奇跡”を、信じてますか?
[メイン] 美樹さやか : 目の前がにじみながら。
[メイン] パラガス : 「ふ、ふざけるなっ!!!」
[メイン] 美樹さやか : 「……信じてる、に、決まって、る…」
[メイン] 美樹さやか : 「だって、こんなっ、の…奇跡、じゃん…!」
[メイン] パラガス : 「私はこの電脳世界の神でございます。お前たちごときに……」
[メイン] 美樹さやか : 目の前が温かさに包まれる。
[メイン] 皐月夜見 : さやかの背後に、夜見の思念体が、現れ。
[メイン] 皐月夜見 : そっと、抱き締める。
[メイン] 美樹さやか : 「………あ」
[メイン] 皐月夜見 : そうして、さやかの体に夜見のエネルギー体が溶け────。
[メイン] 皐月夜見 : さやかの身体が、真っ白に輝くオーラで包まれる。
[メイン]
美樹さやか :
ぽわりと、包み込まれたその熱が。
自分を溶かしていく……
[メイン] 美樹さやか : 「………さんきゅ」
[メイン] メタナイト : 「そうだな。私達単体では神の如き貴様のパワーには敵わん」
[メイン] 美樹さやか : ……ここまで応援されてるなら、さっさと片しちゃいますか。
[メイン] 皐月夜見 : ─────そうです、さやかさん。奇跡も、魔法も、あるのです。
[メイン] 美樹さやか : ぐしぐしと、袖で目を拭いて。
[メイン] メタナイト : 「だが、私達全員の心を一つにすれば」
[メイン] 皐月夜見 : ─────どうか私の、この力。
[メイン] 美樹さやか : 「……じゃ、ここからは」
[メイン] 皐月夜見 : ─────お使いくださいませ。
[メイン] メタナイト : 「一つの正義は、100万パワーだ!!!」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「……うわぁ、マスターが見たらブチ切れそうな有り様ですね」
[メイン] 美樹さやか : 「One for allだ!!!」
[メイン] パラガス : 「ふぅ~w」
[メイン] ブロリー : 「お前たち…」
[メイン]
真ゲッターロボ タラク :
「…………」
パラガスを除いた、この場にいる全ての者の
[メイン] 美樹さやか : さやかの体を、自らの刀で差し込む。
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「奇跡の連続とか、あの人顔真っ赤にしてだるまになっちゃいますよ」
[メイン] ブロリー : 「やっと戦う気になったようだな」
[メイン] 皐月夜見 : 夜見の姿はそこには無くとも─────。
[メイン] 美樹さやか : 包まれた熱が吐き出すは、大量の血液。
[メイン] パラガス : 「くらうがいい!!!」
[メイン] 美樹さやか : それととともに。
[メイン] 真ゲッターロボ タラク : 感情の力がゲッターロボに集まる。
[メイン] パラガス : その口みたいな部分に光を溜める
[メイン] 真ゲッターロボ タラク : 「…………!」
[メイン] パラガス : 「十倍……パラガス波!!!」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 急繕の体、無理やり呼び起こされた魂を糧に動くリビングドール
[メイン] 皐月夜見 : ひらひらと舞う、"白く光る"蝶の群れが。
[メイン] 真ゲッターロボ タラク : パラガスの攻撃を見逃さない。
[メイン] : 「────────」
[メイン]
真ゲッターロボ タラク :
すかさず一閃
ゲッタービームが放たれる。
[メイン] メタナイト : 「お前達!全ての心を今一つに!奴を滅ぼす!!!」
[メイン] 美樹さやか : 表れいでる、人魚と。
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「さて、支援はしますよ」
[メイン] パラガス : 「!?」
[メイン] 美樹さやか : 蝶の群れが、剣先に宿る。
[メイン] 副王種 : 残された王座から、虹の光を放つ
[メイン] パラガス : 「じゅうべえパラガス波が……」
[メイン] メシア・ハクメンイール : 「ああいくぞ!」
[メイン] ブロリー : 「所詮親父はクズなのだ」
[メイン] 美樹さやか : 「……あんたら……!」
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
現れるのは氷の城壁
そこから溢れるように氷、水、光
怒涛と敵へ向かい押し寄せる
[メイン] 副王種 : 王亡き跡を継ぐのもまた、副王故に
[メイン] メシア・ハクメンイール : 「そして我々の攻撃の後……」
[メイン] メシア・ハクメンイール : 「さやか!お前が決めるんだ!!!」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 叩き潰す、すり潰す、凍らせ、砕く
[メイン] 美樹さやか : 姿は知らない、その存在。
[メイン] 美樹さやか : けれど同じ剣士。
[メイン] 美樹さやか : こくり、と頷き。
[メイン] 副王種 : ━━どうせ、イレギュラーなのだ
[メイン] ブロリー : 「無駄なことを。今楽にしてやる」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 質量と物量と多様性を武器にして、相手を縛り付けていく
[メイン] 副王種 : ━━貴様には予言できまいよ
[メイン] 美樹さやか : 見据えるは……”ただの個”。
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
「えーっと、なんでしたっけ」
「そこの半魚人さん」
[メイン] パラガス : 「ふざけるな!!!貴様らがなんだというのか!!!」
[メイン] 鉄砧 : 死力を尽くす各員に、医療物資が散布される
[メイン]
真ゲッターロボ タラク :
「……………」
ふたたび、パラガスを除いたその場にいるもの全ての感情が、ゲッターロボに集まる。
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
「道なら作ってあげますよ、だから──」
「あの忌々しいヒゲ、どうかぶった斬ってくださいね?」
[メイン] : どぷん、と水滴と共に尾を翻し。
[メイン] : 「────、────」
[メイン] 戦術射撃兵 : 「傭兵が一番怖いのは」
[メイン] パラガス : 「お前たちは所詮……オレの帝国のための……!」
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
マスターの最高傑作のあたしを壊しておいて
アレには勝てないなんて言ったら───
[メイン] 真ゲッターロボ タラク : 否、それだけではない。
[メイン] 戦術射撃兵 : 「雇い主に裏切られた時だ」
[メイン]
皐月夜見 :
"戦士"達の周囲を飛び交う、白く光る蝶の群れから降り注がれる。
輝く"勇気"の光の粒子。それが、それぞれの拳に宿り。
[メイン] 皐月夜見 : 力を。
[メイン] 真ゲッターロボ タラク : 既に散った者たちの感情も、全て。
[メイン] 戦術射撃兵 : 死に損ない達も、また
[メイン] 戦術射撃兵 : 血と鉄に、誘われて
[メイン]
美樹さやか :
「…あんた、ここでちゃんと作ってくれないと困るんだかんね!」
見知った人形へと声をかけ。
[メイン] パラガス : 「いいだろう……真っ向からその勝負受けてやる」
[メイン] 真ゲッターロボ タラク : 「………………」
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
「氷漬けにして、博物館に送ってやりますよ!!」
さやかの接近を拒む弾幕が水鉄砲で撃ち落とされる
[メイン]
美樹さやか :
「……どっかで見たよーな人たちがわらわら……」
けれど、安心はそのままで。
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
「わかってますって…!!」
「今、……グッ!?」
ヒビだらけの体から光が漏れる
[メイン] パラガス : その場の全員の攻撃と真っ向勝負する構えで、パラガストームが舞う
[メイン] 美樹さやか : 「……行くよ!」
[メイン] 真ゲッターロボ タラク : 両腕に収められ、集約されていく意思、力。
[メイン] パラガス : 「ギガ……マジキチ……」
[メイン] 美樹さやか : 跳躍し、かの人魚へと飛び移る。
[メイン] ブロリー : 「へはは!」
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
最大で稼働する燃焼機関が爆発寸前まで追い込まれ、内部構造が融解する──
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 代償に、これまで以上の大瀑布
[メイン]
真ゲッターロボ タラク :
どこまでも増大していくエネルギー
それが今、放たれる。
[メイン] 皐月夜見 : "奇跡"の力。
[メイン] 副王種 : 今一度、王冠を此処に━━━
[メイン]
美樹さやか :
「……ガリィ…あんた……!」
横目で崩れゆく、彼女を見ながらも……
[メイン] ブロリー : ブロリーの腕に、光が集まる
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 都市そのものを水没させかねない水分の暴力を、質量無視の荒技で具現した
[メイン] メシア・ハクメンイール : 「いくぞメタナイト!」
[メイン] ブロリー : 「イレイザー、キャノン!!!」
[メイン] メタナイト : 「ああ!!!」
[メイン] メシア・ハクメンイール : 「俺たちの力を今!!ここに!!!」
[メイン] 副王種 : あの時戦士達を破壊しかけた
[メイン] 美樹さやか : ……いや、ううん。
[メイン] メシア・ハクメンイール : 「ストナァァァァァァァァ!!!!」
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
基底プログラム崩壊、思い出完全焼失
聖杯、起動不可能
[メイン] 副王種 : 次元の地震を再びそこに収束させて
[メイン] 美樹さやか : 奇跡も魔法だってあるんだ。だからこそ────
[メイン] メタナイト : 「サァァァァン!!!!シャインっ!!!!!」
[メイン] 美樹さやか : ────希望は、紡がれていく
[メイン] 真ゲッターロボ タラク : 「…………!!!!!!!」
[メイン] 皐月夜見 : ─────そうです、さやかさん。
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : ガリィとしての個を形成する物は溶けて、今はただ能力を爆発させるだけの機械に変わる
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「………ハハ」
[メイン] 皐月夜見 : ─────そしてその"希望"は………。
[メイン] : 高熱の砲弾が発射され。
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
それでも、不遜に笑顔を浮かべ
思い出を、個を完全に無くした機械は、何かを誇らしげに見送った
[メイン] : それを見ゆる人魚は、ゆっくりと。
[メイン] 皐月夜見 : ─────"勝利"を齎すことでしょう。
[メイン]
真ゲッターロボ タラク :
集約され、増大された感情の力が
今、絶大な力として放たれる。
[メイン] : しかして確実に、主を届けるために。
[メイン] : 動き出す。
[メイン] 真ゲッターロボ タラク : 『ストナー・サンシャイン』
[メイン] パラガス : 「ブレイクウウウウ!!!!!!」
[メイン] 真ゲッターロボ タラク : 【決めろ、美樹さやか】
[メイン] 皐月夜見 : ─────いいですか、さやかさん。この力は、"一度"のみです。
[メイン] パラガス : パラガストームを纏ったドリルがそのほとばしるエネルギーと競り合う
[メイン] 皐月夜見 : ─────全身全霊を、この一太刀へ。
[メイン] ブロリー : 「フフフ……ハハハハハ!!!!」
[メイン] パラガス : 競っていたドリルは砕け。
[メイン] 美樹さやか : ────わかってるよ、夜見!
[メイン] パラガス : その本体も、その圧倒的な力の前に崩れ去る。
[メイン] パラガス : 「だ、だが忘れちゃいないかね?いくらダメージを受けてもロードさえしてしまえば……」
[メイン]
:
ざざざざ、と。
作られた氷の道筋に従い、進みゆく。
[メイン] 真ゲッターロボ タラク : 『ゲッターを舐めるな』
[メイン] メタナイト : 「行け、奴がセーブデータをロードする前に、完全に破壊しきるんだ!!!」
[メイン] 真ゲッターロボ タラク : 『サイヤ人、パラガス』
[メイン] : 弾幕も、剣によってはじかれていき。
[メイン] 美樹さやか : それに、頷き────
[メイン] 美樹さやか : 《プレスティッシモ・アジタート》
[メイン] 美樹さやか : 剣を構え────
[メイン] 美樹さやか :
[メイン] 美樹さやか :
[メイン] 美樹さやか :
[メイン] 美樹さやか : 「負けて、られるかァァアアアア!!!」
[メイン] 美樹さやか :
[メイン] 美樹さやか :
[メイン] 美樹さやか :
[メイン] 美樹さやか : セーブも、この世界も、その全てを────
[メイン] 美樹さやか :
[メイン] 美樹さやか :
[メイン] 美樹さやか : ────────一閃ッッッッッッ!!!!
[メイン] 美樹さやか :
[メイン] 美樹さやか :
[メイン] 美樹さやか :
[メイン] 美樹さやか : かちん、と音を立てて。
[メイン] パラガス : 「ば、ばかな」
[メイン] パラガス : 「今ので、セーブ装置が」
[メイン] パラガス : 「壊れたのかお!?」
[メイン] 美樹さやか : 宿業を、切り捨てた。
[メイン] 美樹さやか : 「……そーよ、アンタのたくらみもこれでしまい!」
[メイン] パラガス : 「dooooooor!?」
[メイン] パラガス : パラガスが完全に切り捨てられると同時に……
[メイン] パラガス : その世界も、光に包まれて消えていく
[メイン] パラガス : 「き、消えてしまう……」
[メイン] パラガス : 「オレのパラガス帝国の夢が……」
[メイン] 美樹さやか : 「……全く」
[メイン] 美樹さやか : 「次はあんたの手で叶えなさいよね」
[メイン] パラガス : まるで悪夢から覚めるように、視界は白く染まって……
[メイン] 美樹さやか : 「希望も、魔法、夢も……」
[メイン] 美樹さやか : それを言うがいなや、目の前が白に包まれていく。
[メイン]
パラガス :
[メイン]
パラガス :
[メイン]
パラガス :
[メイン] ベジータ : 「全員……目覚めたようだな」
[メイン] 美樹さやか : 「……え、なになに」
[メイン] ベジータ : ベジータは、パラガスの使っていたコンピュータから球を拾い上げて
[メイン] ベジータ : 「完成はしたのか……電脳ドラゴンボール」
[メイン] ベジータ : それを、一行の元に投げ渡す
[メイン] ベジータ : 「フン。奴のツいたウソの詫びだ。ウソを本当にしてやる。好きに使え」
[メイン] メタナイト : 「……なるほど」
[メイン]
美樹さやか :
ぱちくり、と目を完全に覚ます。
……腕も足も、全然動く……
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「……なんか、すげえ満足して死ねたと思ったら、綺麗な体なんですけど」
[メイン]
ガリィ・トゥーマーン :
「いえ、良いんですよ?」
「でも、あの大見得切ったのにどんな顔で…」
ブツブツと呟いている
[メイン]
美樹さやか :
そうか…じゃあ、今の体は電脳ではなく。
完全な……生身…。
[メイン] 副王種 : ━━しまった
[メイン] 皐月夜見 : 思案するさやかへ。
[メイン]
美樹さやか :
「ま、なんだ……こっちだと仲良くできそうでよかったじゃん?」
ぽん、とガリィへと軽く肩を叩く。
[メイン]
皐月夜見 :
「─────お疲れ様でした、さやかさん」
さやかの横から、あの戦場で、聞きなれた"声"が。
[メイン] 副王種 : 女王と連絡が取れない、先程の空間が無くなったからか
[メイン] メタナイト : 「終わったのか、ゲームは」
[メイン] 美樹さやか : 「………あ」
[メイン] 副王種 : 私は、孤立してしまったようだ
[メイン] 美樹さやか : 「……夜見…」
[メイン] 皐月夜見 : 振り返ると、そこは五体満足の、皐月夜見が。
[メイン] 美樹さやか : 「…………ぅ、うううぅぅ」
[メイン] 皐月夜見 : 相変わらずの虚ろな眼で。
[メイン]
真ゲッターロボ タラク :
「…………」
遥か空高くに浮かぶ、一つの巨影。
[メイン] 美樹さやか : 思わず、駆け寄り。
[メイン] 皐月夜見 : それでいて─────その表情は、柔らかく。
[メイン] 美樹さやか : 「ばーーーーかっ!ばかばか!!」
[メイン] 皐月夜見 : 「御無事で、何よりです」
[メイン] 皐月夜見 : 「………申し訳ございません」
[メイン] 一文字號 : 『(どうやら、終わったようだな…)』
[メイン] ブロリー : 「願いはさやかに譲ってやるとしてだな」
[メイン]
美樹さやか :
「どんだけ、心配した、と思って、んだ……この…!」
[メイン] 美樹さやか : じわりと、涙ぐみつつ。
[メイン] 美樹さやか : 「………いいの?」
[メイン]
パラガス :
コソ
コソ
[メイン]
皐月夜見 :
淡々と、そう述べながらも。
微笑を浮かべながら。さやかの頭へ。
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「……はい、そこのおっさん」
[メイン] 皐月夜見 : ぽん、と手を置き、撫でる。
[メイン] ブロリー : 「こいつの処遇だよなぁ」
[メイン] 美樹さやか : 「………あ…っへへ……」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「氷漬けに一票」
[メイン] メタナイト : 「お、兄さん処す?処す?」
[メイン]
皐月夜見 :
「……………」
そうして、全ての元凶へ目を移す。
[メイン] 美樹さやか : 熱のこもるその手で、目の前が温かくなる。
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 胸の前で拳を手のひらに叩きつける
[メイン]
戦術射撃兵 :
「ドローンで引き摺り回すか?」
ぞろぞろと傭兵達が
[メイン] パラガス : 「お、お待ちください!!!」
[メイン]
皐月夜見 :
そうして一歩、一歩と進み。
帯刀した御方へ手を添え。
[メイン] 皐月夜見 : 抜刀せんとするも─────。
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「良いですねぇ」
[メイン] 美樹さやか : 「……ちょい待ち!」
[メイン] 皐月夜見 : 「……………!」
[メイン] 美樹さやか : 慌てて、全員の前に立つ。
[メイン] パラガス : 「わ、私はあなた方の従僕です。な、なんなりとお使いください」
[メイン] 皐月夜見 : その手を止め、さやかの方へ向く。
[メイン] ブロリー : 「なんだァ?」
[メイン] 美樹さやか : 「……さっきとは違って、ここは生身の世界なんだ」
[メイン] 美樹さやか : 「人は傷つくし、その分だけいつか帰ってくる」
[メイン] ブロリー : 「なんだァ?」
[メイン] 皐月夜見 : 「……………」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「へぇ…」
[メイン] 皐月夜見 : 御方に添えた手を、元に戻し。
[メイン] 美樹さやか : 「だから、まあ…こんな人のために、罪なんて重ねさせたくないしね、みんなに」
[メイン] 皐月夜見 : 「……よろしいのですか、美樹さやかさん」
[メイン] ブロリー : 「わかった」
[メイン] 皐月夜見 : 「その御方は、再びこの手の悪事に手を染める」
[メイン]
美樹さやか :
「とゆーわけで!」
振り返り、パラガスへと向き直る。
[メイン] 皐月夜見 : パラガスへ一瞥し。
[メイン] ブロリー : 「そこまで言うなら……」
[メイン] 美樹さやか : いいのいいの、と夜見へと返しておく。
[メイン] パラガス : 「あ、助かった!?」
[メイン] 美樹さやか : 「助かってはいるけど」
[メイン] 皐月夜見 : 「……………」
[メイン] ブロリー : 「こいつの処理はオレだけに任せろ」
[メイン] 美樹さやか : 「反省するまで、何もするなよー?」
[メイン] 皐月夜見 : 「………左様、ですか」
[メイン] ブロリー : パラガスを瞬間的に蹴り飛ばす
[メイン] 戦術射撃兵 : 「当人が言うなら手は下さない」
[メイン] パラガス : 「Door!?」
[メイン] パラガス : ポッドに蹴り込まれる
[メイン] 美樹さやか : 「あっ」
[メイン] 皐月夜見 : 「あ」
[メイン] 美樹さやか : 「……任せられそう、なら……いいかぁ…?」
[メイン] 皐月夜見 : ……まぁいいでしょう。
[メイン] 美樹さやか : 首をかしげながらも。
[メイン] ブロリー : 「んんんんんんん!むぅおおおおあああああああああああ!」
[メイン] 皐月夜見 : なんかお仕置きタイムに入りそうなパラガスから視線を外し。
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「なんか良い感じの流れでしたが、結局いつものオチでしたね」
[メイン] 皐月夜見 : さやかの方へ。
[メイン] 皐月夜見 : 「………やはり、貴女は……つくづく、お優しい御方で」
[メイン] 皐月夜見 : さやかへ、にっこりと、笑ってみせる。
[メイン] パラガス : 「自分の子供に殺されるとは…これもサイヤ人の運命か…!」
[メイン]
美樹さやか :
よかったんだか。
鼻息を漏らしながらも、夜見へと振り向いて。
[メイン] 美樹さやか : 「……へっへへ……まあ、みんなには……穢れてほしくないしね」
[メイン] ブロリー : 「がああああああああああ…!うううおおおおおおああああ…ぬうううううおおおおおおおおああああっ!」
[メイン] 美樹さやか : 「だからこそ、あたしが希望ある魔法少女、ってね…!」
[メイン] パラガス : (投げられるパラガス入りPOD)
[メイン] 皐月夜見 : 後ろで聞こえる雄叫びに対しても、静かな表情のまま。
[メイン] 美樹さやか : ……うるさいな!後ろの人!
[メイン] ブロリー : 「よし、一件落着」
[メイン] 皐月夜見 : 「………魔法少女ですか、ふふ……ええ、見せてもらいました」
[メイン] 皐月夜見 : 「……貴女の"魔法"」
[メイン] 皐月夜見 : 夜見の心で固まる氷を溶かした、情熱の魔法。
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「いやー、爽快爽快」
[メイン] 美樹さやか : 「……大層なもんでもないけどね」
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「じゃ、あたしはこれで」
[メイン] 美樹さやか : そう言われて、にこりと笑いかけながら。
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 「お熱いお二人の邪魔をするのもなんですしぃ?キャーヒャハッハハハハッハ」
[メイン] 美樹さやか : 「…さっきの笑顔……しっかり笑えんじゃん、やっぱ」
[メイン] 美樹さやか : 「そしてあんたは相変わらず一言多い!」
[メイン]
皐月夜見 :
その言葉に、フッ、と笑い。
踵を返す。
[メイン] 皐月夜見 : 「─────私は、"元の世界"で果たさなければならない使命があります。」
[メイン] 皐月夜見 : 「……また、お会いしましょう、美樹さやかさん」
[メイン] 美樹さやか : 「ん……そっちこそ…またね、夜見」
[メイン]
皐月夜見 :
そうして夜見は、次元転送装置内へ歩みを進める。
皐月夜見が元いた世界へ戻るために。
[メイン] 美樹さやか : 手を振り、それに返す。
[メイン] 美樹さやか : 残ったのは、願いを叶える魔法の球。
[メイン] 美樹さやか : だけど。
[メイン] 美樹さやか : それを、地面に置いて。
[メイン] 美樹さやか : 「……まーキュウべぇに教わったことだけど、こういうモノに頼っても仕方ないしね」
[メイン] ベジータ : 「そうか。お前の選択は」
[メイン] 美樹さやか : そして、剣で真っ二つ。
[メイン] 美樹さやか : からん、と音を立てて割れる。
[メイン] 美樹さやか : 「……案外空っぽなのさ」
[メイン] 美樹さやか : ベジータにこくりと頷き。
[メイン] ベジータ : 「そうだな」
[メイン] ベジータ : 「そんなもので叶う願いなど、空虚なものだ」
[メイン]
美樹さやか :
「そうさ、誰かが言ってたけど…」
脳裏に、”彼”を思い出しながら。
[メイン] 美樹さやか :
[メイン] 美樹さやか :
[メイン] 美樹さやか :
[メイン] 美樹さやか : 「『自分の叶えたい願いってのは、自分で叶えないと意味ねぇ』」
[メイン] 美樹さやか :
[メイン] 美樹さやか :
[メイン] 美樹さやか :
[メイン] 美樹さやか : 「らしいよ?」
[メイン] 美樹さやか : そう言って、次元ポッドへと足を進める。
[メイン] 美樹さやか : ……己の運命へと、向き合うために。
[メイン] ベジータ : 「……」
[メイン] ベジータ : 帰っていくものたちに、軽く指を立てて
[メイン] 美樹さやか : 「みんな、じゃ…なんだかんだ楽しかったよ……またね~!」
[メイン] 美樹さやか : それに合わせる様に指を立て……
[メイン] 美樹さやか : 消えた。
[メイン] メタナイト : 「結局、願いを叶えた者はなしか」
[メイン] メタナイト : 「いや……ある意味、私は、叶ってしまっているか」
[メイン] メタナイト : 「……また、いつかあおーぞ!!!」
[メイン] 一文字號 : 「……ここに長居する理由も消えたな」
[メイン] ベジータ : 「フン……」
[メイン] 一文字號 : 「いくか」
[メイン] 真ゲッターロボ タラク : 黒い巨影は、どこか虚空へと姿を消した。
[メイン] ベジータ : 皆が消えた後、残ったのは二人の男だけ。
[メイン] ベジータ : 「ブロリー」
[メイン] ブロリー : 「はい。」
[メイン]
ブロリー :
[メイン]
ブロリー :
[メイン]
ブロリー :
[メイン] パラガス : 「……このままでは、済まさんぞぉ~~~……」
[メイン]
:
[メイン]
:
[メイン]
:
[メイン] ブロリー : う…うた…
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 宴ですオラァァ!!!
[メイン] ブロリー : 宴だァ~~~~~~!!!!!
[メイン] 皐月夜見 : 宴です
[メイン] 一文字號 : 宴だァ~~~~~!!!!!
[メイン] メタナイト : 宴だァ〜〜〜〜〜〜〜!!!
[メイン] メタナイト : これもうシャンクス卓…ではなくただのブロリーMADだろ…
[メイン] 美樹さやか : 宴だ〜〜〜〜〜!!!!!!!
[メイン] 皐月夜見 : それはそうです
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : それはそうですよ
[メイン] 美樹さやか : それはそう
[メイン] パラガス : ごべーん!!!
[メイン]
一文字號 :
俺クソマンチかましたけど
想定よりはマンチ度減らせた気がするから満足
[メイン] パラガス : でもみんな付き合ってくれてありがたいぞぉ!
[メイン]
美樹さやか :
みんな好き放題してるからあたしも好き放題しようと思ってた
でもなんか丸く纏まってよかった
[メイン]
メタナイト :
私も
戦った相手、ほぼ全員と良い戦いができた
[メイン]
皐月夜見 :
死にRP最高でした
さやかさんの怒りRP見れて大満足です
[メイン]
一文字號 :
カニロットとの戦闘滅茶苦茶よかったからなァ…
あれ見せられたら付き合いたくなった
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : 楽しかったですねぇ
[メイン] 美樹さやか : こっちこそヒロインが可愛かったからつい〜…
[メイン] メタナイト : 萌え☆萌え☆パラガス帝国の為に命が弄ばれていたと判明した時は最悪だった
[メイン]
美樹さやか :
ガリィはむしろ頭冷やしてくれてありがとー!
結果的に良くなった!
[メイン] 皐月夜見 : ちなみに私はさやかデンジ私の3人組の非戦闘シーンでの絡みが楽しかったです
[メイン] 美樹さやか : それはそう
[メイン] 美樹さやか : わかる!
[メイン] ガリィ・トゥーマーン : こういうの暴走して倒せる例少ないですからね…特に虚淵作品だと
[メイン] 皐月夜見 : 可愛いだなんてそんな…
[メイン] ブロリー : そもそも萌え☆萌え☆パラガス帝国ってなんなんだろうな、親父ィ
[メイン] 一文字號 : 萌え☆萌え☆パラガス帝国のお陰でいつタラク放り込むか悩んだ
[メイン] 美樹さやか : ほーらかんわーいの!
[メイン] 美樹さやか : ダメだった
[メイン] 美樹さやか : ちょっと待て本人がわかってないのかよ…
[メイン] メタナイト : まさかラスボスがオメガパラウィーになるとは
[メイン] 皐月夜見 : (^^)?